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 全部カタカナなのが正式名称。TIOGAのコクーンと同じで、前輪だけ外すタイプです。

 同じようなものを持っているのに買った理由は、袋の閉じ方。コクーンがバイク下方からジッパーを閉じるのに対し、このモンベルのバッグは上からかぶせて下をドローコードで引き絞るだけなんですね。

 使ってみるとわかりますが、これが楽なんですよ。バイクを置いたまま袋を閉じるところまでできるから。コクーンのジッパーはバイクの下を通るから持ち上げながら閉じないといけないし、きちんと入っていないとジッパーが左右合わさらないから閉じない。

 それ自体は大した手間ではないんですが、風が強いと袋が煽られるんで、片手でバイク押さえながら袋かぶせて閉じるってのは相当慣れがいるんですよ。コクーンは後輪のところだけジッパーを開けて転がせる、というのも一つの売りにはなってますが、俺使わないし。


 ちっちゃいポケットがついていて、引き出して留めたドローコードをしまえます。最初どこにあるのか分かんなかった。

 あと、コンパクトリンコウバッグはコンパクトというだけあって、丸めるとボトルケージに入るぐらいに小さくなります。俺はツールボトルで塞がっちゃってるんで結局バックパックに入れるんですが、それを魅力に感じる人もいるでしょう。

 一方ショルダーストラップは普通の折り返して留めるタイプのバックルです(こういうの)。ここはコクーンの方がよく考えられていて、端っこがループになった2つのストラップをぐるっと車体に巻きつけてジョイント(こういうの)で繋げるようになっています。

 読むだけじゃよく分かんないと思いますが、コクーンは細かい作業が要らないので、真冬で手がかじかんでたりする時には楽だろね、って程度です。

 つーことで俺は袋はモンベル、ストラップはコクーンと組み合わせて「ぼくの考えたさいきょうの輪行袋」として使用しております。 

 自転車はバラしてサイズダウンし、専用の袋に入れることで電車に持ち込んでもいいことになっています。これは簡単にタイヤを外せるスポーツバイクならでは。このように公共交通機関を利用して自転車を運ぶことを輪行(りんこう)と言います。

 輪行をすれば色んなサイクリングスポットに自転車を持って行って走れます。

 ですが今のところ、俺にとって輪行袋の恩恵は「帰りを気にしなくていい」事に尽きます。ヘロヘロに疲れても、最寄りの駅にさえ辿りつければ家に帰れる。日本の鉄道網バンザイですよ。

 折り返して自力で帰ることを考えなければ、単純に倍遠くまで行ける。あらかじめ行き先やコースを決める必要すらない。

 帰りを考えないというのは想像以上に道選びのタガを外してしまうもので。ただただ風下に向かって走り続けてみたり。あるいは逆に意味もなく坂に挑戦してみたり。

 で、こいつの使い勝手。

 輪行袋には前輪だけ外すタイプと前後輪両方外すタイプがあります。前者はパッキングが楽。でもでかい。後者はいろいろ道具が必要で多少面倒だけどコンパクトにまとまるという違いがあります。

 これは前輪だけ外すタイプ。どっちにするかは本当に悩んだんですが、立ててしまえば実質的な専有面積は両輪外すタイプよりも少なくなる、ということでこっちにしました。


でけぇ

 担いで歩いているときは流石にぎょっとされるんですが、電車内ではよっぽど混んでなければ周りの迷惑になることはなさそう。平日の通勤時間帯さえ外せば問題ないかと。ただ、床にどかっと置いておける両輪外しタイプも車内では楽そうだな、とは思う。いずれそっちも買うかも。

 あと、この商品に関しては説明書がいい加減だとか、固定用ストラップの長さが半端だという意見をいろんな所で見たのですが、特にそんな事はありませんでした。多分評判悪かったので修正されたんだと思います。

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