歩道で歩行者が邪魔だからといってベルを鳴らしちゃいけません。そもそも歩道は歩行者のための道なので、「自転車通行可」の歩道であったとしても自転車は「すいません、私なんかが通行させてもらってホントすいません」というぐらいの気持ちで走らなきゃいけないんです。本当は。
時々歩道でベルをギャンギャン鳴らして歩行者を蹴散らしてるオバハンを見ます。死ねとは言いませんが、誰もいない道でしたたかにコケて欲しいとは常々念じています。
とは言え昨今話題になっているように、いきなり全ての自転車に車道を走れというのも現実的ではなくて、環境が整備されるまでの間は歩道内での共存が必要です。
「きづきベル」は歩行者と自転車の譲り合いを誘発する思いやりアイテム。見ての通りのカウベルなんですが、ハンドルとかサドル下に吊っておくと自転車の振動を拾って鳴ります。
この鳴り具合が実に見事で、舗装路を普通に走ってる分には全く鳴らない。ちょっとした段差を超えたりすると鳴る。だから歩道を走ってると時々勝手に鳴る。
「勝手に」というところがポイントで、運転者の意志によらずにランダム音として鳴るわけです。そうすると歩行者は車のエンジン音に反応するように、接近する自転車の存在に気づいてくれる。
音自体は風鈴のような優しい音ですし、鳴り方に意志を込めていないことは分かるので、歩行者を嫌な気分にさせることなく気づいてもらえます。勿論道を開けてもらったら「すみません」「ありがとうございます」など一声かけるのを忘れずに。
砂利道を走るとうるさくて死ぬる。