普段こういう格好で通勤や街乗りをしていますよ、という話。
うちの職場は私服勤務で、更衣室やシャワー等の設備はなし、というのが前提です。
ボトムス
最近は自転車カジュアルの市場にリーバイスとかH&Mなんかの大手が参入して随分安価になりましたが、やはりターゲットが限定される分、普通の服よりお高めなものもチラホラ。一気に全身揃えるのは少々厳しいものがあります。
なので普段着の一部を自転車向けのアパレルに置き換えていく感じになりますが、最初に何か一着買うとしたら、まずパンツを替える事をおすすめします。
普通のジーンズだと窮屈で足が回しづらいというのは想像に難くないと思いますが、普通のチノパンやカーゴパンツにしても大して変わらないというのが実感です。膝から腿のあたりがちょっと突っ張る感じ。
通勤程度なら別に大した問題でもないのですが、一度自転車用のものに変えてみるとその違いは歴然。笑えるくらい足が軽くなります。というか笑いました。ユニクロジーンズ履いて店に行って、新しいの履いて帰ったのでなおさらギャップが際立ってね。
■rin project 3048 ストレッチサイクルデニム 10500円
rin projectと言えばカスクが有名ですが、勿論それだけではなく自転車カジュアルを総合的に扱っています。
浅草辺りを適当にポタリングしていた時に、偶然rin projectの店舗を発見。フラッと入ったら思っていたより安かったのでその場で購入したのがコレ。いや、普段ユニクロジーンズ穿いてる身にはちっとも安かーないんですが、ちょっと前ならもう2~3000円は高かった記憶が。これも大手参入の影響でしょうかね。消費者としてはありがたい話です。
見た目も質感も全く普通のジーンズですが、腿周りに余裕をもたせた形状になっている上、一般的なものよりも伸縮性のあるデニム生地を使っているため、足にかかる負荷が非常に軽いです。前述の通り、履き替えたあと笑ってしまうくらいには差がありました。
ただ、足の回転を重視したカットのせいでシルエットは多少もったりした感があります。普段細身のジーンズを好む人は取り合わせを考えないと違和感が出るかも知れません。
サドルに当たる尻まわりはガッツリ補強が入っていて、これ見よがしにステッチで強調されています。あとは腰んとこの穴とか膝裏のステッチなんかがデザインの特徴ですね。
■Levi's COMMUTER 505 10500円
ジーンズ最大手。ここの参入によってrin projectのデニムの価格が下がったんだと勝手に思っております。値段一緒だし。
カラーはインディゴと言いつつ、ほぼブラックといっていい濃さ。リジッド(未洗い)モデルなのでこんなもんなんでしょうか。こんだけ濃いと、洗うことによる風合いの変化も楽しげです。
ストレッチ素材で、腿に余裕を持たせたシルエットというのはrin projectのものと同じですが、こちらは自転車市場では後発ということもあり、いくつか機能を盛り込んできています。
特徴的なのが裾口の反射素材。これがあるのでよほど長くないかぎりは裾上げせずにロールアップして穿くもんなんでしょう。裾上げなしというのはネットで買っても大丈夫ということなので結構ありがたいです。最初はお店で試着する必要がありますけどね。
さらに、ウエストの所にはU字ロックを差し込めるループが付いています。U字ロックはニッパーなんかじゃ切れない分だけワイヤー錠に比べて信頼性が高いものの、かさばるのが難点。カバンに入れて背負ってみても入れ方が悪いとなーんかゴツゴツするし……というので直接身につけてしまおうという発想ですね。
アルミのお手軽U字ロック、PALMY。サイズぴったり。
買ったは良いものの重いわデケーわで一度も使っていないエボミニもスッと入ります。
ただし、実用性に関しては少々疑問あり。ジーンズと厳ついU字ロックの取り合わせはなかなかカッコイイとは思うのですがね。
見ての通り、ベルトループの間にどばーんとU字ロックが入るので、干渉してベルトが締められません。締めてもいいですけど身体とベルトの間の異物感は如何ともしがたい。その上、Tシャツ一枚とかだと金属製のロックが横っ腹に触れて、その冷たさにキヒャホイ(悲鳴)となります。
まあベルトしないんなら使ってもいいんじゃない、位のもんです。
ちなみにこの写真撮ってて気づいたんですが、普通のジーンズより尻ポケットが気持ち下についてるような。自転車に乗って前傾姿勢の時には出し入れしやすそうです。
生地が薄めなせいか、洗うと結構シワになってますね。穿けば気になりませんが。未洗いモデルで最初は若干縮むのも関係しているのかも知れません。多分そのうち馴染むでしょう。
普通に立った時に微妙にもったりするシルエットはrin projectのと大して変わらず。細身の511というモデルもありますが、腿周りの太さは変わらないとのことでした。逆に腰〜腿の太さが強調される気がしたので今回は505を買っています。
ちなみにこちらも股下から尻にかけて補強が入っていますが、面積が狭めなのと、ステッチが生地と同色なので殆ど分かりません。
■Levi's COMMUTER SERIES 505 FIT CARGO PANTS 10500円
コミューターシリーズのカーゴパンツ。裾口の反射素材やU字ロックホルダーなどはジーンズ同様。
カーゴですからひざ上にでかいポケットがついています。足回すのに邪魔ですからあんまり物は入れないでしょうけど。
尻ポケットの端に反射素材と、裾にはボタン付きのストラップ。裾バンドなしで足元が絞れます。これは結構便利。ロールアップはできなくなりますから裾口の反射材とは相性悪いですが、日中は関係ないですし。
ポケットやらで使ってる生地が多い分か、ちょっと重いです。そのせいで、着てる時にちょっと暑苦しさを感じるような。夏には向かない気がします。逆に風が強めで寒い日には異様に頼もしいですね。
ゆったりした形状なので、ジーンズより一回り小さいほうがしっくりくるかも知れません。俺はジーンズ30インチ、カーゴ29インチがぴったりでした。
トップス
インナーは週末ライドにも流用できますし、買って損はありません。アウターは通勤程度なら暑かったり寒かったりしなければ何でもいいとは思ってますが、やはり機能的に普通の服より考えられているので試してみても面白いかと思います。
■narifuri×rotatorコラボブルゾン
→OIOI web channel
マルイのローテイトストアとnarifuriのコラボ。もう完売してますがセールとはいえ9000円って安すぎない? 俺が2年前に買ったときは3万はしたはずなのに……。羨ましい。
別段格好良いというわけでもないですが、普段の生活で普通に着られる無難なデザインであるということが非常に重要。自転車ジャージで会社になんか行けませんからね。
裏地はメッシュ素材で保温性能はそれなり。外側はバッチリ風を遮断してくれます。自転車で走ってる時はかなり発熱しますからこのぐらいが丁度いいところ。どうしても寒かったらインナーを増やせばよろし。
チャリ服らしく、背中側にジッパー付きポケットが付いていますし、左右のポケットもベルクロで蓋できるようになっているので足を動かしていても中身がこぼれません。蓋を閉じてしまうと逆に出し入れはしづらいわけですが、その代わり胸にスマホ用ポケットが付いていて、これも重宝してます。
また、襟を立ててジッパーを上まであげれば顔の下半分をすっぽり覆えるので首の防寒にもなります。上野クリニックの広告みたいになっちゃうのが何ですが、マフラーなんかと違って暑ければ走りながらでもすぐ開放できるので便利です。
■ナナメZIPライダースパーカ 2900円
前にも書いてますが、これは値段の割にしっかりした作りをしています。前面の生地が2重に重なる作りになっているので前方からの風にも強くなってますし、防寒着としてはそこそこ。
逆に前面を完全に開いてしまうと余った生地がびろんびろんになってしまうので、温度調整は若干難ありですが。
別に自転車向けの服ではないのでサイズによっては前傾姿勢で背中が出ちゃうかもしれません。あとポケットがかなり浅くてほとんど物が入りません。でも、そもそも自転車乗るときにはパーカーのポケットに物を入れると落としちゃったりするし関係ないかなと。
安いから取り敢えず試してみて気に入らなきゃ雑巾にでもすりゃいいんじゃないかな。
■CRAFT Zero Extreme
自転車で移動していると、冬場でも結構汗をかきます(スピードによりますが)。ヒートテックなんかは普通に着ている分には温かいのですが、濡れてしまうと乾燥しないので逆に身体を冷やす結果になってしまいます。
そんな訳で、水分を外側に排出し、肌に触れる部分は温かいといった機能性を持つインナーがあるといいんですが、自転車関係で探してみるとまずCRAFT製品に行きあたります。
かなり伸縮する生地なので隙間が多いんじゃないかと思いきや、ヒートテックよりも随分温かい。水分もかなり飛ばしてくれるようで、激しく走ったあとに止まっても寒くなりません。
通勤の話じゃないですが、冬場でもこれ1枚とウィンドブレークジャケットだけで結構乗り切ることができてます。汗をかかないペースでの通勤でも、単なる温かい下着としていいですよ。
ちなみに日本で買うと5000円とか下着1枚にありえん価格なのでwiggleで買うが良いです。伸縮するからあまりサイズは気にすんなと。
■CRAFT Pro Cool Mesh Superlight Sleeveless
こっちは夏用。ガンガン汗を吸い上げて外側に追いやってくれる……はずなんだけど今んとこ効果の程はわからず。買ったのが去年の冬でまだ夏に着てませんから。冬用インナーの下に着とくとさらに水分の排出性が良くなりますよ、ということで買ったんですが、俺そこまで激しい運動してなかったわ、という。
これからの季節は嫌でも汗をかくので効果を実感できるといいなと。Zero Extremeの実績があるのでその性能は疑っていません。これもwiggleだと安いです。
■ドライTシャツ
夏用。CRAFTのインナーは透け透けですから、上にもう一枚着ます。インナーが排出した汗を引き受け、外気に当てて乾燥させる役割。どうせ会社に着いたらすぐ脱いで普通のシャツに着替えるのでどんなんでもいいんです。
不人気の色は500円以下の投げやりな値段で売ってますから適当に何枚か見繕って買いました。ドライTシャツというだけあって風通しはいいです。乾燥性能に期待。
靴
会社にビンディング付けていくのも何なので普通の靴を。靴紐が解けてペダルに絡まったりすると最悪の場合死ぬので、紐なしのシューズにしてます。ちなみにSPDシューズは紐靴タイプのを履いてますが、ちゃんと紐を押さえるような作りになってます。
■センターファスナーモックシューズ 3045円
寒くなきゃこれで。安い、軽い、蒸れない。真ん中のジッパー開け閉めするだけで履けるから超お手軽。
文句がないから書くこともあんまりないんですが、すごく良いですよコレ。
■SALOMON SEVEN CS WOMEN 14700円
冬はこちら。サロモンはウィンタースポーツウェアの会社らしいです。スキーとかしないので知りません。
「WOMAN」とあるんですが、俺足ちっちゃい(24.5cm)んでこの手の靴は大体女物になります。この色はWOMANだけのカラーなんですが、ビアンキ乗りにはいいかも知れませんね。俺は違いますけど。
ドローコードを引っ張って引き締めるタイプ。そんで上からゴアテックスのカバーを被せてジッパーを閉じる。冬場にロードに乗るときは身体の末端が冷えるのでグローブだけでなく靴の上から防寒用のシューズカバーを被せたりするのですが、この靴はそもそも防水のスノーシューズなので風は通さないし保温は完璧、カバーいらず。デザインも好きです。
雨の日の外出にも良いですね。ビシっと足を包み込むので脱ぐときがちょっと手間ですけども。
その他
■汗拭きシート 411円
服じゃないですが。
夏でも冬でも会社に着いたらまずトイレに入って肌着は替えるので、その際ついでに身体も拭いときます。無駄にスースーします。トニックシャンプーといい、何で男性用はスースーするんだろうと調べた結果。
次からはスースーしないのを買おうと思いました。
まとめ
俺はそれほどファッションに興味はないのですが、機能性ラブなところがあるので自転車用を謳った服を試すのはとても楽しいです。最近はこのカテゴリに参入しているメーカーが増えたおかげで安くてスマートなものが手に入れやすくなっていると感じます。
あと、自転車屋以外でも買えるようになったというのが大きいですね。自転車屋は裾上げしたり、コーディネートの提案はしてくれませんから。
知識が無いのでこれらをうまく着こなせているかというとかなり疑問なのですが、少なくとも自分が気に入ってりゃ生活は楽しいですよね。
好きなもん着てりゃいいんですよ。お前なんか誰も見てないから。
って考えると非オシャレ人間の俺でも気楽に服が買えるので、服屋が苦手な人にはおすすめです。
そのうちH&Mのコレクションも試してまた何か書くかも知れません。
最近は自転車カジュアルの市場にリーバイスとかH&Mなんかの大手が参入して随分安価になりましたが、やはりターゲットが限定される分、普通の服よりお高めなものもチラホラ。一気に全身揃えるのは少々厳しいものがあります。
なので普段着の一部を自転車向けのアパレルに置き換えていく感じになりますが、最初に何か一着買うとしたら、まずパンツを替える事をおすすめします。
普通のジーンズだと窮屈で足が回しづらいというのは想像に難くないと思いますが、普通のチノパンやカーゴパンツにしても大して変わらないというのが実感です。膝から腿のあたりがちょっと突っ張る感じ。
通勤程度なら別に大した問題でもないのですが、一度自転車用のものに変えてみるとその違いは歴然。笑えるくらい足が軽くなります。というか笑いました。ユニクロジーンズ履いて店に行って、新しいの履いて帰ったのでなおさらギャップが際立ってね。
■rin project 3048 ストレッチサイクルデニム 10500円
rin projectと言えばカスクが有名ですが、勿論それだけではなく自転車カジュアルを総合的に扱っています。
浅草辺りを適当にポタリングしていた時に、偶然rin projectの店舗を発見。フラッと入ったら思っていたより安かったのでその場で購入したのがコレ。いや、普段ユニクロジーンズ穿いてる身にはちっとも安かーないんですが、ちょっと前ならもう2~3000円は高かった記憶が。これも大手参入の影響でしょうかね。消費者としてはありがたい話です。
見た目も質感も全く普通のジーンズですが、腿周りに余裕をもたせた形状になっている上、一般的なものよりも伸縮性のあるデニム生地を使っているため、足にかかる負荷が非常に軽いです。前述の通り、履き替えたあと笑ってしまうくらいには差がありました。
ただ、足の回転を重視したカットのせいでシルエットは多少もったりした感があります。普段細身のジーンズを好む人は取り合わせを考えないと違和感が出るかも知れません。
サドルに当たる尻まわりはガッツリ補強が入っていて、これ見よがしにステッチで強調されています。あとは腰んとこの穴とか膝裏のステッチなんかがデザインの特徴ですね。
■Levi's COMMUTER 505 10500円
ジーンズ最大手。ここの参入によってrin projectのデニムの価格が下がったんだと勝手に思っております。値段一緒だし。
カラーはインディゴと言いつつ、ほぼブラックといっていい濃さ。リジッド(未洗い)モデルなのでこんなもんなんでしょうか。こんだけ濃いと、洗うことによる風合いの変化も楽しげです。
ストレッチ素材で、腿に余裕を持たせたシルエットというのはrin projectのものと同じですが、こちらは自転車市場では後発ということもあり、いくつか機能を盛り込んできています。
特徴的なのが裾口の反射素材。これがあるのでよほど長くないかぎりは裾上げせずにロールアップして穿くもんなんでしょう。裾上げなしというのはネットで買っても大丈夫ということなので結構ありがたいです。最初はお店で試着する必要がありますけどね。
さらに、ウエストの所にはU字ロックを差し込めるループが付いています。U字ロックはニッパーなんかじゃ切れない分だけワイヤー錠に比べて信頼性が高いものの、かさばるのが難点。カバンに入れて背負ってみても入れ方が悪いとなーんかゴツゴツするし……というので直接身につけてしまおうという発想ですね。
アルミのお手軽U字ロック、PALMY。サイズぴったり。
買ったは良いものの重いわデケーわで一度も使っていないエボミニもスッと入ります。
ただし、実用性に関しては少々疑問あり。ジーンズと厳ついU字ロックの取り合わせはなかなかカッコイイとは思うのですがね。
見ての通り、ベルトループの間にどばーんとU字ロックが入るので、干渉してベルトが締められません。締めてもいいですけど身体とベルトの間の異物感は如何ともしがたい。その上、Tシャツ一枚とかだと金属製のロックが横っ腹に触れて、その冷たさにキヒャホイ(悲鳴)となります。
まあベルトしないんなら使ってもいいんじゃない、位のもんです。
ちなみにこの写真撮ってて気づいたんですが、普通のジーンズより尻ポケットが気持ち下についてるような。自転車に乗って前傾姿勢の時には出し入れしやすそうです。
生地が薄めなせいか、洗うと結構シワになってますね。穿けば気になりませんが。未洗いモデルで最初は若干縮むのも関係しているのかも知れません。多分そのうち馴染むでしょう。
普通に立った時に微妙にもったりするシルエットはrin projectのと大して変わらず。細身の511というモデルもありますが、腿周りの太さは変わらないとのことでした。逆に腰〜腿の太さが強調される気がしたので今回は505を買っています。
ちなみにこちらも股下から尻にかけて補強が入っていますが、面積が狭めなのと、ステッチが生地と同色なので殆ど分かりません。
■Levi's COMMUTER SERIES 505 FIT CARGO PANTS 10500円
コミューターシリーズのカーゴパンツ。裾口の反射素材やU字ロックホルダーなどはジーンズ同様。
カーゴですからひざ上にでかいポケットがついています。足回すのに邪魔ですからあんまり物は入れないでしょうけど。
尻ポケットの端に反射素材と、裾にはボタン付きのストラップ。裾バンドなしで足元が絞れます。これは結構便利。ロールアップはできなくなりますから裾口の反射材とは相性悪いですが、日中は関係ないですし。
ポケットやらで使ってる生地が多い分か、ちょっと重いです。そのせいで、着てる時にちょっと暑苦しさを感じるような。夏には向かない気がします。逆に風が強めで寒い日には異様に頼もしいですね。
ゆったりした形状なので、ジーンズより一回り小さいほうがしっくりくるかも知れません。俺はジーンズ30インチ、カーゴ29インチがぴったりでした。
トップス
インナーは週末ライドにも流用できますし、買って損はありません。アウターは通勤程度なら暑かったり寒かったりしなければ何でもいいとは思ってますが、やはり機能的に普通の服より考えられているので試してみても面白いかと思います。
■narifuri×rotatorコラボブルゾン
→OIOI web channel
マルイのローテイトストアとnarifuriのコラボ。もう完売してますがセールとはいえ9000円って安すぎない? 俺が2年前に買ったときは3万はしたはずなのに……。羨ましい。
別段格好良いというわけでもないですが、普段の生活で普通に着られる無難なデザインであるということが非常に重要。自転車ジャージで会社になんか行けませんからね。
裏地はメッシュ素材で保温性能はそれなり。外側はバッチリ風を遮断してくれます。自転車で走ってる時はかなり発熱しますからこのぐらいが丁度いいところ。どうしても寒かったらインナーを増やせばよろし。
チャリ服らしく、背中側にジッパー付きポケットが付いていますし、左右のポケットもベルクロで蓋できるようになっているので足を動かしていても中身がこぼれません。蓋を閉じてしまうと逆に出し入れはしづらいわけですが、その代わり胸にスマホ用ポケットが付いていて、これも重宝してます。
また、襟を立ててジッパーを上まであげれば顔の下半分をすっぽり覆えるので首の防寒にもなります。上野クリニックの広告みたいになっちゃうのが何ですが、マフラーなんかと違って暑ければ走りながらでもすぐ開放できるので便利です。
■ナナメZIPライダースパーカ 2900円
前にも書いてますが、これは値段の割にしっかりした作りをしています。前面の生地が2重に重なる作りになっているので前方からの風にも強くなってますし、防寒着としてはそこそこ。
逆に前面を完全に開いてしまうと余った生地がびろんびろんになってしまうので、温度調整は若干難ありですが。
別に自転車向けの服ではないのでサイズによっては前傾姿勢で背中が出ちゃうかもしれません。あとポケットがかなり浅くてほとんど物が入りません。でも、そもそも自転車乗るときにはパーカーのポケットに物を入れると落としちゃったりするし関係ないかなと。
安いから取り敢えず試してみて気に入らなきゃ雑巾にでもすりゃいいんじゃないかな。
■CRAFT Zero Extreme
自転車で移動していると、冬場でも結構汗をかきます(スピードによりますが)。ヒートテックなんかは普通に着ている分には温かいのですが、濡れてしまうと乾燥しないので逆に身体を冷やす結果になってしまいます。
そんな訳で、水分を外側に排出し、肌に触れる部分は温かいといった機能性を持つインナーがあるといいんですが、自転車関係で探してみるとまずCRAFT製品に行きあたります。
かなり伸縮する生地なので隙間が多いんじゃないかと思いきや、ヒートテックよりも随分温かい。水分もかなり飛ばしてくれるようで、激しく走ったあとに止まっても寒くなりません。
通勤の話じゃないですが、冬場でもこれ1枚とウィンドブレークジャケットだけで結構乗り切ることができてます。汗をかかないペースでの通勤でも、単なる温かい下着としていいですよ。
ちなみに日本で買うと5000円とか下着1枚にありえん価格なのでwiggleで買うが良いです。伸縮するからあまりサイズは気にすんなと。
■CRAFT Pro Cool Mesh Superlight Sleeveless
こっちは夏用。ガンガン汗を吸い上げて外側に追いやってくれる……はずなんだけど今んとこ効果の程はわからず。買ったのが去年の冬でまだ夏に着てませんから。冬用インナーの下に着とくとさらに水分の排出性が良くなりますよ、ということで買ったんですが、俺そこまで激しい運動してなかったわ、という。
これからの季節は嫌でも汗をかくので効果を実感できるといいなと。Zero Extremeの実績があるのでその性能は疑っていません。これもwiggleだと安いです。
■ドライTシャツ
夏用。CRAFTのインナーは透け透けですから、上にもう一枚着ます。インナーが排出した汗を引き受け、外気に当てて乾燥させる役割。どうせ会社に着いたらすぐ脱いで普通のシャツに着替えるのでどんなんでもいいんです。
不人気の色は500円以下の投げやりな値段で売ってますから適当に何枚か見繕って買いました。ドライTシャツというだけあって風通しはいいです。乾燥性能に期待。
靴
会社にビンディング付けていくのも何なので普通の靴を。靴紐が解けてペダルに絡まったりすると最悪の場合死ぬので、紐なしのシューズにしてます。ちなみにSPDシューズは紐靴タイプのを履いてますが、ちゃんと紐を押さえるような作りになってます。
■センターファスナーモックシューズ 3045円
寒くなきゃこれで。安い、軽い、蒸れない。真ん中のジッパー開け閉めするだけで履けるから超お手軽。
文句がないから書くこともあんまりないんですが、すごく良いですよコレ。
■SALOMON SEVEN CS WOMEN 14700円
冬はこちら。サロモンはウィンタースポーツウェアの会社らしいです。スキーとかしないので知りません。
「WOMAN」とあるんですが、俺足ちっちゃい(24.5cm)んでこの手の靴は大体女物になります。この色はWOMANだけのカラーなんですが、ビアンキ乗りにはいいかも知れませんね。俺は違いますけど。
ドローコードを引っ張って引き締めるタイプ。そんで上からゴアテックスのカバーを被せてジッパーを閉じる。冬場にロードに乗るときは身体の末端が冷えるのでグローブだけでなく靴の上から防寒用のシューズカバーを被せたりするのですが、この靴はそもそも防水のスノーシューズなので風は通さないし保温は完璧、カバーいらず。デザインも好きです。
雨の日の外出にも良いですね。ビシっと足を包み込むので脱ぐときがちょっと手間ですけども。
その他
■汗拭きシート 411円
服じゃないですが。
夏でも冬でも会社に着いたらまずトイレに入って肌着は替えるので、その際ついでに身体も拭いときます。無駄にスースーします。トニックシャンプーといい、何で男性用はスースーするんだろうと調べた結果。
男性用化粧品のスースー率を見ると「男はスースーさせときゃ清潔だと思い込むだろあいつらバカだから」みたいに思われてる感じする
— タマキさん (@masillo) 2012年9月17日
まとめ
俺はそれほどファッションに興味はないのですが、機能性ラブなところがあるので自転車用を謳った服を試すのはとても楽しいです。最近はこのカテゴリに参入しているメーカーが増えたおかげで安くてスマートなものが手に入れやすくなっていると感じます。
あと、自転車屋以外でも買えるようになったというのが大きいですね。自転車屋は裾上げしたり、コーディネートの提案はしてくれませんから。
知識が無いのでこれらをうまく着こなせているかというとかなり疑問なのですが、少なくとも自分が気に入ってりゃ生活は楽しいですよね。
好きなもん着てりゃいいんですよ。お前なんか誰も見てないから。
って考えると非オシャレ人間の俺でも気楽に服が買えるので、服屋が苦手な人にはおすすめです。
そのうちH&Mのコレクションも試してまた何か書くかも知れません。