経緯

 タンサンファブリークの作品に「ヒットマンガ」っていうゲームがあるんですけど、エイプリルフールのエントリで(中略)




素材


 文庫版。

 単行本をスキャナで取り込んで、好きなコマを画像加工ソフトで切り出し。この際セリフをさらに切り出して、別の画像として保存します。



 コツは、ちょっと極端なぐらいレベル補正をかけること。俺は入力110-200を0-255に拡張しました。ここまでやると階調もなくなるし線がガタついてくるんですが、どうせ印刷でおもいっきり縮小されるんで分かりません。それより白黒のメリハリをつけたほうが札として見栄えがします。



 読み札としてセリフも同じように。最初は和風フォントっぽいものにしようかとも思ったんですが、結局画像を切り出したものが一番雰囲気が出ました。吹き出し形状の都合で改行が変でも敢えてそのままにしています。



 裏面はこんな画像を作りました。デスクトップドドドで画面上に書き文字を配置した後、プリントスクリーンで画像に貼り付け、適当に回転・拡大・縮小・配置して、色を流し込んで出来上がり。

 なお、一連の画像加工はすべてPaint.netで行なっています。操作系がPhotoShopっぽくて使いやすいんですよね。

 フォトショが高くて買えないのは言うまでもありません。


作成

 印刷します。


 Windows標準のプリントマネージャで9分割印刷(A4)したらちょうど良い感じのサイズになりました。



 こんな感じ。


 紙はこれ使ったんですけど、安いのに滲みもなく、発色もコントラストもしっかりしててスゲー良いです。マットな質感もかるたにぴったり。

 裏面も同じように9分割で印刷して、100円ショップで買ってきた厚紙に100円ショップで買ってきたスプレーのりで貼り付け。カットしたら4辺にマスキングテープを貼り付けて……。


 完成。



 裏面と縁はこんな感じ。mtマスキングテープの葡萄色8mm幅が色、幅、質感共にぴったりでした。単なる貼り合わせの補強以上に、かるたっぽさがグッと増すというメリットが大きい。





 基本。これ入れなかったら怒られるレベル。



 素材が文庫版なのできちんと改訂されていたのですが、こっちのほうがゲームとして盛り上がると思ったので、あえて「ん」を削ってみました。



 書き文字の読み札なんかも作ってみたり。



 ディオの札はどうしても多くなる。名台詞に名効果音。



 セリフ+書き文字の読み札も。「波紋カッターッ!!」だけでも「パパウパウパウ」だけでもこのコマは成り立たない。



 わざわざ一人一コマ使って自己紹介した挙句に、あっさりやられるこの四人が大好きでして。親しみを込めてビンビンビビンを読み札に入れてみました。需要の無いこと甚だしい。


ルール

 かるた。読み手は可能な限り感情を入れて読むこと。


まとめ

 構想5分、製作2日。

 既にジョジョの奇妙な百人一首というものが存在していることは承知の上で作成しました。

 あれ、取り札に答えまで書いちゃってるのがあんまり好きじゃないんですよね。「The Book」の感想の時にも同じようなこと書きましたが、どうせファンしか買わないんだから下の句たるセリフのみ、もしくは絵だけでいいんじゃないかってずっと思ってまして。で、作りました。

 思ったこと。

  • 作るのメチャクチャめんどい
    • でもこれで遊べると思うとめんどいのも楽しい
  • 「あーん! スト様が死んだ!」の札も作りたかった
    • 実家に帰った時にJC版を持ってこようと思う
      • プロモカード扱い
        • どこに向けてだよ
  • 1~2部だけなのは単に力尽きたからです
    • アニメも2部まで終わったとこだし丁度いいんかも
      • アニメで3部が始まったら続くかもしれない
  • 3部を作るなら「もしかしてオラオラですかーッ!」と「勝ったッ! 第3部完!」は入れる
    • 4部なら「だが断る」、5部なら「ディ・モールトよし」あたりが当確
      • 作りません
  • アニメの音声で読み上げCD作れるなと思った
    • このかるたもCDも自宅で遊ぶ限りは私的複製の範囲内だと思ってるんだけどどうなんでしょう

 まあ面倒くさいことは遊んでから考える。絶対楽しいよこれ。