榎本俊二のカリスマ育児 (akita essay collection)榎本俊二のカリスマ育児 (akita essay collection)
著者:榎本 俊二
販売元:秋田書店
発売日:2007-01
おすすめ度:5.0


 この単行本のイントロ漫画で自身が書いているように、榎本俊二というと不条理ネタや下ネタで有名なギャグ漫画家ですが、その文法で描かれた育児エッセイがこんなに面白いとは。

あっ起きた

 第1話から大爆笑した。「えの素」的なテンポの良さもさることながら、コマの端々のさりげない動きが良いのです。無表情かつ起伏の無いトーンで喋る漫画のキャラクターとしての榎本俊二が笑いを引き立てる。


長男誕生

 心のこもらないセリフが素晴らしい。育児エッセイというと子供の可愛らしさを前面に押し出しがちだと思うのですが、第一声が「あれは一体何?」ですよ。

 子供の夜泣きに始まり、喘息・アトピー対策や保育園選びなど、実際は必死でやっているであろうことを、飄々とした調子で突き放して描いているのがいい。

 でも良く見るとしっかり育児に参加していて、意外にもちゃんとした「ほのぼの育児エッセイ」になってます。

 でもこの本では全く子供が欲しいという気持ちにはならないからスゲエ。