まだ2013年も2ヶ月以上残っていますが、自転車業界は早いとこだと7月辺りには次年度モデルが発表されたりします。で、主要メーカーの2014年モデルは大体出揃った感じなのでまたやります。俺が「これ欲しいぃぃぃい!!」って書くだけの記事。買わないカタログ眺めてるだけでも楽しいんですけども、どうせならアウトプットしときます。

 以前のはこちら。

 毎回書いている事を最初にまとめておきますと
  • 俺が欲しいだけで「おすすめ」ではありません
  • 見た目で選べばOK。他人のおすすめなんかより、自分がカッコイイと思える方が大事
  • 5万円オーバーならどれも快適
  • 初心者ならネットで買わずにお店に出向きましょう。余計高くつくから

 理由は省きます。過去記事参照のこと。



■cannondale CAAD8 FLATBAR7 99000円 (メーカーサイト)


 俺はcannondaleのロード、格好良いと思います。

 アルミのエントリーロード、CAAD8からフレームはそのままに、細部をクロス仕様に変えてのリリース。いわゆるフラットバーロードって奴です。ざっと見たところ、フラットバーになっていることに加えて、サドルやギア比が変わってよりオールラウンドに乗りやすい感じになっています。タイヤもちょっと太めになっていますね。

 2014年モデルは以前紹介したQUICKシリーズがWEBサイトに見当たらないんですが(店には並んでた)、こちらが良い感じに仕上がっているので問題なし。今年のカラーは好みです。

 フレームはCAAD8と同じですから、部品を少しずつ変えていけば、いずれはロード化することも可能。夢が膨らみますね。まあそんな事しようと思う人は気がつけばもっと良いロードを買ってたりするんですけどね。

 あと名前は7だか8だかハッキリして欲しいと思いました。


■GT TACHYON 2.0 83790円 (メーカーサイト)


 初めてGTのクロスが欲しいと思いました。

 2014年モデルのタキオンはシートチューブではなくトップチューブの後方からシートステーが伸びてくる、いわゆるトリプルトライアングル構造(前後三角に加えてちっちゃい三角ができる)がスッキリと決まっています。

 これまではクロスだとストリートタイプのモデルにしかこの形は採用されておらず、またこれが何だかモッサリしてるんですよ。


 ストレートパイプでホリゾンタルで何でこんなアッガイみたいな自転車ができるんだよと。名前も何の冗談だ。


アッガイたん

 いや俺アッガイ好きだけど自転車にアッガイ感は求めてないからね。というかアッガイ以外の何物にもアッガイ感は求めてないからね。無骨なミリタリー感と捉えればアリっちゃアリだけど、フロントシングルのストリートバイクっていうコンセプトとは合ってないよなあ……。

 アッガイファンとミートボールファンの人ごめんなさい。(いれば)

 タキオンに話を戻しますが、トリプルトライアングルで走りが変わるということは多分ないでしょう。でもこのモデルはトップチューブ根本のブッタ切れ感といい、まさしくブルホーンのように鋭角なバーエンドといい、何とも攻撃力が高そうじゃないですか。おまけにトゥクリップまで付いちゃって、それはもう恐しい程のやってやんぜ感が漂っております。

 なんとも心に刺さる粋がりぶり。最初の一台を選ぶ理由なんてそんなもんで十分です。


■GIANT ESCAPE AIR 66000円 (メーカーサイト)


 2013年モデルの時ESCAPE AIR LTDを紹介しましたけれど、円安のせいか随分値段が上がっちゃった(11万)ので、今なら価格とのバランスでこちらを選びますね。こちらも値上がりしてますが。

 最初は白かグレーのそっけないデザインだったAIRも今や定番となって、カラバリが増えました。こいつは見た目地味ですが、この価格帯からは考えられない9.9kgという軽さ。軽けりゃ良い訳じゃないですが、軽さは正義でもありますし、逆光は勝利です。残念ながら自転車には逆光関係ないですけども。

 おそらく初めてクロスバイクを買おうという人の多くは、ママチャリに比べて圧倒的に軽快に走るという、その体験を買おうとしているのだと思うのですよね。

 その軽快さを生む要因はベアリングの滑らかさだとか駆動系の精度だとかいろいろありますが、何より効くのが重さです。軽く走りたかったら自転車を軽くすりゃいいんですよ。これ以上ないシンプルな回答です。

 もう一つのGIANTの顔、ESCAPE R3とは14000円差。それでも買うなら断然こっち。軽さは後から足せませんからね。


■SCOTT SUB 3.0 価格不明 (メーカーサイト)

 色が。すごい。

 ライトグリーンは自転車ではよく見る色ですが、こいつはリムまで同色に染め上げてものすごい存在感を醸しています。そしてダイナミックにペイントされたメーカーロゴとモデル名。俺は好きですね、これ。さりげなく前後輪油圧ディスクブレーキなのもポイント高い。

 そんでこのヒトは、純正オプションのSCOTT Urban-Kit が良いのですわ。


 フレームと色を合わせた泥除けを覆う、つや消しのリアキャリア。後輪にスッと寄り添うように取り付けられてスポーツバイクのフォルムを壊さない。それでいて太いフレームは派手な車体に負けることなく、これまた強烈に存在を主張。まるで後輪のプロテクターです。

 うっかり生活臭を出してしまいがちな荷台がこんなにスマートにまとまるのが何より嬉しい。用途が通勤メインで泥除け、荷台が必須なんて人は一考の価値ありです。

 2013/10/19現在でまだ価格出てないんですが、過去の同モデルから推測するに多分7~8万円ぐらいでしょう。興味があったら取り扱いのある自転車屋さんで聞くのが早いです。大体の入荷日とかも教えて貰えますよ。


■FUJI STRATOS 78000円 (メーカーサイト)


 前回に引き続き、やっぱり欲しいSTRATOS。

 2013年モデルの奇抜なカラーリングから一転して、2014年は白一色。そのまま乗っても目を引きますが、ここまで白いと「自分で色を入れてください」と言わんばかりです。

 自転車のカスタムって数百円のスモールパーツでガラッと印象が変わるから面白いんですよ。例えば車体ど真ん中のボトルケージボルトだけ赤いものに換えてみましょうか。一気にそこに目が行くようになります。

 タイヤやサドル、グリップ、ペダルといった大きくて分かりやすいパーツはもちろん、シートクランプやブレーキ・シフトのアウターケーブル、果てはワイヤーキャップみたいな小物中の小物ですら、このバイクなら着せ替えが映えること間違いなし。乗るだけではなくカスタムでも、末永く楽しめるバイクになるでしょう。

 もっとも、歯止めが効かなくなっても責任持てませんがね。

 記事にこそしていませんが、俺はこの後さらにハンドルバーとステムとシートポストとシートクランプとアウターケーブルとヘッドキャップとヘッドスペー(中略)うわあ。うわああああああ。


■BASSO LESMO 78750円 (メーカーサイト)


 すいません、これ挙げるのも二度目です。だって格好良いじゃん!!

 こちらは前に紹介した時と比べても、清々しいほどに変化なし。よくみると画像の上では違いが見て取れるのですが、「間違い探しかよ!」というレベルです。暇な人は探してみましょう。

 以前の仕様は覚えてないので詳しい差分は分かりません。見た目全然変わってないですが、元々完成度の高いデザインだからそれでいいんです。クラシックなフォルムとカラーリングながら、その実、パーツ構成はロード寄り。スピードを乗せてびゅんびゅん走れるバイクです。もちろんゆったり走っても様になる。値段も手頃で、未だに欲しいわこれ。

 ……というような事をクロスバイクを探している友人に吹き込んだら、そいつは方々探しまわってしっかり購入しやがりました。見せてもらったらやっぱり格好良くて。

 全俺が嫉妬。


アクセサリとか

 ついでに最初に買っておいた方が良いもの、あると便利な物も挙げときます。人の購入相談に乗ると必ず聞かれるので。

 こちらは実際に俺が使った事があるものを挙げていきます。


■フロアポンプ
 必需品その1。

 クロスバイクの空気バルブはママチャリの英式と異なり、殆どが仏式(たまに米式)です。なので、ポンプも専用のを買ってやらないといけません。

 さらに、快適に走るためには空気圧管理も大事。圧が足りないと走りが重くなったり、パンクの原因になったり。なので空気圧計の付いてるやつを。つーか1000円台の最安レベル品以外にはまず付いてますんで、変なところで金をケチらないようにしましょう。悲しいことになります。

 これはAmazonで検索したら一番上に出てきた定価3000円の安物ポンプですが、ポンプヘッドがつけづらいとか高圧入れるのがつらいとか、そういった問題は全くありませんでした。ただ、新品のうちはロックレバーのバネが強いので、うっかりすると指を挟みます。

 パンチガム(古い)みたいにパーンって。爪パーンって。すげえ痛かった。

 ちなみに多くの人は自転車を室内に置くことになると思うんですが、当然ポンプもその傍らに配置されます。そうすると恐ろしいことに、空気入れのごときにインテリア性を求めだしてしまう可能性がございます。プラスチッキーなポンプが残念に思えてくるのです。

 LEZYNEの高っかいヤツとかもうすんごい格好良いよね……殴ったら人死にそうで……。

 いや、買いませんがね。今現在全く不便してないし、流石に空気入れの格好良さに12000円払える程は酔っ払ってないですから。

 まだ。


■ライト
 必需品その2。

 夜間走行時のライト点灯は道交法で定められていますが、法律云々以前に命が大事ならライトは付けましょう。無灯火の自転車は想像以上に目立ちません。撥ねられたくなければ路上では所在をアピールする努力を怠ってはいけません。

 このBLINDER1は充電式、それもUSB充電というだけで個人的には買い。その上デザインは抜群、超小型で付け外しも簡単ときたら、うん、そりゃいっぱい買っても仕方ないよね。フロント用のホワイトLEDと、リア用のレッドLED、それぞれに複数のフェイスパネルバリエーションが有ります。

 都市部なら自分の位置を示す用途としてこれで十分。ただ、街灯の少ない地方、例えば俺の田舎レベルまで行っちゃうと月の無い晩には軽やかに田んぼに突入してしまいます。
 
  そういう時は、前照灯としてGENTOSの閃。このサイズ、この値段なら十分すぎる明るさだと思います。単4電池3本で10時間点灯。金属ボディの質感はまんまマグライトで安っぽさもなく。

 付属の自転車マウントは今日びのオーバーサイズハンドルバーには付きませんので、一緒にBikeguyのライトホルダーを買うのがおすすめ。

 ベルクロ固定の超シンプル構造ですが、それだけに取り付け場所を選ばない万能ホルダーです。


■ロック
 必需品その3。

 鍵がないと自転車から離れられませんから、移動手段になりません。なので鍵の携帯はマストですが、最近は割とどんな鍵でもいいんじゃないの、と思うようになってきました。

 というのも、最初から換金目的の泥棒に対してはどんな鍵もほぼ無力だからです。ホームセンターで数千円の工具を使えば大抵の鍵は難なく壊されてしまいます。じゃあ高価くて重い、安全性の高い鍵を使うかというとそれも面白くありません。鍵だけで1kgとか軽く超えますからね。

 ということで、クロスに乗る時の鍵は「ニッパーやペンチで簡単に切れないこと」を主眼においています。その場の足として使う為に盗む泥棒対策ですね。(ホイール一個でウン万円のロードだとまた話が変わってきますが)

 そういう観点だとU字ロックに勝るものはないので、嵩張るのが気にならなければPALMYがおすすめ。安いし、軽い。ただし、ガチ工具なら簡単にちょん切れる。

 俺はヘッドに巻きつけられる気安さでPARTY FRANKをよく使います。カラバリが多いので自転車に合わせて選べるのも嬉しい。メーカーによればファイバーコア入りで切れづらいって話ですが、まあワイヤーカッターを持って来られたら一発でしょう。

 盗難対策はそういう手合いに目を付けられない事が何より重要。駅前のシルバー人材じいちゃんが常に配備されているような駐輪場に駐めて鍵かけとけば、わざわざ大物工具で鍵を壊して目立つというリスクを取ってまで盗みには来ないだろうと俺は楽観しています。だってそこら中に盗みやすそーな自転車が路駐されまくってるからね。

 逆に、駐輪場すらないような所は自転車自体少ないですから「狩り場」にはなりづらい。毎日同じ場所・同じ時間帯に駐めるような愚を犯さなければ比較的安全でしょう。

 結局鍵の数や重さ、目的地と駐輪場の距離諸々のバランスを考えて、どういう物を使うかは自分で判断するしかありません。盗まれたらセキュリティの見積もりが甘かった自分の責任でもあります。盗む奴が一番悪いのは言うまでもありませんが。

 俺は愛車を盗まれたらとりあえずフロアポンプのロックレバーで爪パーンってなる呪いをかけますね。空気入れようとする度に爪パーンってなる呪いを。犯人は自転車見るのも嫌になるね。


■一本スタンド

 こっから先は取り敢えず無くても何とかなりますが、あると便利よ、というもの。

 その中でもスタンドは最優先。コンビニ駐車場でわざわざ自転車を寝かせて置いたり、駐輪場で立て掛けられるスペースを探す事を考えてください。そんなところで時間を食っては折角の機動力が台無しです。

 一本スタンドは自転車が立てば何でもいいんですが、取り付け部分がシートステーとチェーンステーの両方(後ろ三角の後方2辺)にクランプするタイプをおすすめします。チェーンステーだけに固定だと、蹴って起こしたり倒したりする時にズレる事があります。

 よく分かんなかったらお店で自転車本体と一緒に買っちゃいましょう。セット購入なら普通は取り付け工賃も取られないしね。


■メーター
 サイクルコンピューターと大仰な名前が付いてはいますが、要はスピードメーターです。

 スピードがぐんぐん乗るのがスポーツサイクルの面白さのひとつ。体感でも勿論分かりますが、合わせて客観的な数値が見えるようにしておくとヒャッハー感が跳ね上がります。だって人力で30km/hとか出せちゃうんだぜ? 原チャリの制限速度だぜ? そんなん楽しいに決まってんじゃないの。
 
 ゆっくり走るにしても走行距離が残るのは楽しいもので、これは以前書いた距離感の矯正(もしくは破壊)にも役立ちます。楽勝で十数kmも走れた、というエビデンスは更に長距離のライドへ人を駆り立てます。

 このCC-VT210WはCAT EYEの一番安いモデルですが、クロスバイクに乗せる機能としてはこれで十分。スポーツのつもりで乗るんじゃなければ心拍計とかケイデンス(ペダル回転数)とかいらんでしょ。

 ワイヤレスかつケイデンスセンサーいらずということで、取り付けが非常に簡単というのもメリット。自分で付けられるからネットの安値で買えます。実店舗は大体定価ですからね。プロにお任せした方が良いものと、自分で何とかできるもので、うまいこと購入ルートは使い分けたいもんです。


■ボトルケージ&ボトル
 汗は風を切って走ることでガンガン乾いていきますので、水分は肌での実感以上に失われていきます。街乗りでも10kmオーバーの時はこまめに水分補給をした方がいいでしょう。

 俺はTOPEAKのロゴは格好悪いから好きじゃないんですが、このアジャスタブルなケージはやはり便利。自転車用のボトルからペットボトルまできっちり挟めます。クリスタルガイザーとかいろはすとか、最近のフニャフニャなペットボトルでも横から滑り落ちることは無し。

 今は使ってませんが、それは単純に見た目だけが理由。街乗り時の実用性で考えたらこれに勝るものはありませんね。


 ボトルを買うとしたらCAMELBAKのこれが楽で良いです。飲み口にシリコンの弁が付いていて、開け閉め不要。飲みたいときには吸うか握ればドリンクがズジュウと出てきます。保冷性能はPOLARに一歩譲る感じですが、この楽さは捨てがたい。

 構造が複雑なんでカビとか臭いとかを心配していましたが、夏をまたいで半年使っても今のところ問題なし。価格も手頃ですし、駄目になったらもう一個買えばいいやぐらいに思ってます。

 
■ヘルメット
 ネットで買うと断然安いですが、一度はお店に見に行きましょう。メガネと一緒で、顔の形や大きさで似合う似合わないが全然変わります。サイズも合わないと悲惨なことになりますし。

 こういうガチっぽいヘルメットは最初は気恥ずかしいかもしれませんが、車道を走ってる人は結構普通にかぶってます。ロードはほぼ100%、私服の通勤クロスでも半分ぐらいはかぶってる印象。ちゃんとヘルメットをかぶるようにしたら車に煽られにくくなった、という話も聞きます。

 こちらはライトと違って装着義務はありませんので、必要性は自分で考えてかぶるかどうかを決めてください。俺は死ぬのは好きじゃないのでかぶります。


■ズボンクリップ
 ズボンの裾がチェーンに触れて汚れるのを防ぎます。クロスバイクはママチャリと違ってチェーンがむき出しなんでこういうのが必要なんですね。

 ベルクロ留めできるようになってるゴム帯に反射素材が縫い付けられてる、というだけの物なので実際のところは裾が留められれば、文房具のダブルクリップでも何でもいいです。

 留めとかないと裾が汚れる可能性があるということだけ知っておきましょう。オイル混じりの汚れは洗濯しても落ちません。


■アーレンキー
 自分でメンテやパーツ交換はしない、と決めていたとしてもアーレンキーは持っておかないと何もできません。クロスバイクのボルトはほとんど六角穴。アーレンキーがないとサドルの高さすら調整できません。

 逆にこれさえあれば大抵のアクセサリは自分で取り付けできます。

 メンテも自分でやるならば(というかこまめにやった方が快適だしメンテ自体も楽しいので是非やるべき)、メンテナンススタンドとか各種ケミカル等の消耗品も必要になってきますが、今回は省きます。実際のメンテ方法はネットで検索するといくらでも出てきますので、必要に応じて探してみましょう。動画もふんだんにあって非常に分かりやすいです。



 以上、必須・推奨アイテムのおすすめです。できるだけ初期コストを掛けないで済むように最低限のピックアップしかしていませんが、どうせ乗り始めたら物欲が収まらなくなるんで諦めちゃってください。

 他にも面白いもの・便利なものは色々とありますので、そのうち自転車屋で無駄に時間が潰せるようになります。俺が買ったものはこのサイトのサイクルベース俺にまとめてありますので、良かったら見てみてください。沼行きの道標です。

(2014/10/10追記)
 2015年度版を書きました。 → 俺が欲しいクロスバイク2015