あらすじ。海底の割れ目から怪獣がぽこぽこ出てきて街を襲うので、人類は巨大ロボを造って撃退することにしました。分かったか? 細けぇことはいいんだよ。
以下、感想。ネタバレあり。バレても困る映画じゃないですが。
- 怪獣を巨大ロボ、イェーガーで迎え撃つことになった経緯をざっと説明するところから。細かい事は考えるな、という意味だねこれは
- イェーガーの動きが重量感たっぷりで非常に素敵
- 脳への負荷が大きいとかいうもっともらしい理由を付けて複座式にしているのもいい効果。シンクロしてるんだから当然なのだけど、一発ぶん殴るだけで「せーのっ、ぃよいしょぉーっ!!」って息を合わせてる感じになって重さが増し増しになるのよね
- 似た感覚のものを探したら餅つきが思い浮かんだ。あとモンハンの大剣
- 歩行システムはアナログ過ぎじゃないすか
- 金属探知機の爺さんと孫、重要人物になるのかと思ったらただのモブだったでござるの巻
- イェーガー廃止論、なんで防壁が有効だと思ったのか各国首脳に問いただしたい
- ミサイルでいいじゃん、とか言っちゃうとこの映画自体全否定になるけども
- マコモリ=サンがスコット・ピルグリムのラモーナかと思った。何その髪の色
- 日本語はわざとヘタクソに喋ってるんだろうか
- 怪獣オタクのドクター(名前忘れた)は何というか、テンプレ感漂うキャラですね
- 「怪獣と心を通わせるのが美少女ではなく30代半ばのおっさんで本当に良かった」という感想をどっかで聞いた
- イェーガーに乗るのも10代のナイーブな少年少女ではなくガチムチのおっさん兄ちゃん姉ちゃんで本当に良かった
- マコモリ=サンの回想シーンで「萌&健太」の看板が気になってしょうがない
- 女の子の演技が歳の割に上手だなと思ったらこの子が芦田愛菜ちゃんなのね、初めて見た
- テレビ観ない自慢をしてる訳じゃなくて単に俺の観測範囲には出てこないだけ。テレビは結構録画して観てます
- 同様の理由で「福くん」も見たことがないが名前は知ってる。姉が「福くんを見る度に小さい頃のあんたを思い出す」と言うから
- 多分同じことを言われている成人男性が日本には2万人ぐらいいる(ベイズ推定)
- どうでもいい
- 暴走はよくある話だとして、止めるのに電源ケーブル引っこ抜くってのが適当すぎて面白かった。手で抜けるようなしょぼいケーブルで巨大ロボは動かないだろ
- クリムゾン・タイフーンの「雷雲旋風拳」、名前を聞いただけでワクワクしていたのにただの丸ノコだったでごわす
- とはいえ腕三本のイビツなデザインは嫌いじゃない
- 「とりあえず原発乗せてみました」的なチェルノ・アルファも最高イカス。現存する唯一の第一世代機と歴戦のパイロット。鈍重キャラ大好き
- カルノ・アルファというイェーガーの兄弟機という設定なので、こういう名前になりました。チェルノブイリっぽい名前なのは単なる偶然です
- 必殺技は赤城山ミサイル
- 「パイロットが強そうなのであっさりやられると思った」とは嫁さんの弁。テリーマン現象か
- その通りでした
- ストライカー・エウレカには特に言うことはございません。君は動きが軽すぎるんだよ
- 最強気取りならドリルかパイルバンカーの一本でも持ってきなさい
- ユーロ圏はイェーガー持ってないのね
- 敵の電子機器妨害攻撃。「ジプシーは原子力だから大丈夫だ」
- そういう問題じゃない
- 本当に大丈夫だった
- だから細けぇ事は気にするなって言ってんだろ
- コンテナを握りこんで殴る、タンカーで殴る。木刀のように引きずるタンカーの運び方といい、ヤンキー漫画か
- 折れないタンカー超丈夫
- 怪獣も建造物を武器に使ったりして超賢い
- 観ているだけでみるみる知能が下がっていきます
- 飛ぶの!? 飛ぶのか!? 飛ぶんだね!? 飛んだー!!
- この辺り楽しすぎて微笑みが収まらず
- 地味に有効そうだった攻撃:むしる
- ソードがあるなら最初に出しなさいよ
- ハンニバルさん。「ものすごくくだらない死に方をするお調子者」枠
- 「歴史上の英雄と四川料理店から取った名前」 ……ハンニバルという名の四川料理店がとても気になる
- (2013/09/02追記) 四川料理店は苗字の方だろうというツッコミを多数いただきました。そりゃそうだ。何となく偽名はファーストネームだけという思い込みがあってどっちもハンニバルだと思ってました。人肉出てきそうでイヤだね
- 怪獣オタクが腰抜かしながら後ずさりして逃げるとこ。ああいうシーンを観るといつも「何で追いつかれないんだろう……」って思う
- 特に今回なんかスケール全然違うし
- だから「核でゲートが壊せるならミサイル撃ちこめばいいんじゃね?」とか思うな俺。思ったら負けだ
- エンディング、スタッフロール前の映像が格好良いですね
- あ ハンニバル生きてた
- すごくどうでも良かった
以上。細けぇことはいいんだよと言いつつ、細かいこと書いてますが、書かないと試写会場で「せーの、『パシフィック・リム』、サイコー!!」とか言ってるだけのダメCMみたいになっちゃうので。
つまりはただただ面白いだけの映画だったのですよ。俺はゴジラもガメラも観たことないので怪獣映画の機微もワビサビも分かんないのですが、単純にデッカイもんがドスーンボカーンって動いてるだけで心躍るものがありますよね。
イェーガーに関しては、その動きが決してスマートではない。そしてそれがいい。トランスフォーマーのような機械生命体ではなく、いかにも人間が操る人工物でござい、というぎこちなさが随所に残っていて、それが巨大ロボという嘘っぱちの存在をリアルに見せてくれます。
スクリーン越しに伝わってくるのは質量、質量、質量!! 巨大ロボが、あるいは怪獣が好きならば、質量を、いやロマンを全身に浴びるために映画館に行くべきですね。これはテレビで観たって面白くないわ。
あ、ストーリーは犬に食わせとけばいいです。