訴求範囲が狭いとは思いますが、個人的なニーズにドンピシャではまったので書いときます。


 Edge500にコース設定機能があることは知っていましたが、そもそもEdge500はGPSロガー、心拍計付き、表示情報をカスタムできる高機能サイコンとして買ったものなので、使ってなかったのですね。道案内が欲しけりゃナビ持ってるわけですし。

 が、先日、高円寺のすごろくやでゲームを買うにあたって、自転車で行くのは初めてだったのでちょっと設定してみたらこれが便利で。

 使い方はとても簡単。GARMIN Connectのアカウントを取ったら上のタブから「計画」>「コース」>「コースを作成」の順に選択。


 あとはスタート地点とゴール地点をクリックすれば勝手に道に沿ったルートができます。これだけ。上野から高円寺をつないでみました。

 これは単に2点をクリックしただけですが、経由点はいくつでも設定できるので通りたい道、行きたい場所があればそれらもクリックしてやればOK。設定終了したら保存して、地図右上の「デバイスへの送信」で完了。

 あとはEdge500のメニューから「トレーニング」>「コース」で作成したコースを選び、実行するだけ。

 こんな感じで表示されます。


 太い線が設定したコース、三角形が現在位置、その下の細い線が実際に通ったコース。ナビでもなければ地図ですらない。だが、それがいい。

 何がいいって、完全に無視して構わないのがいい。縮尺や方角を変えながら、ただ淡々と設定したコースを表示するだけ。コースから外れた時にはその旨表示されますが、別に戻れとも言われないしリルートもされない。ナビじゃないから。

 逆説的ですがこのコース機能、ルートを定めないポタリングに最適なのです。

 目的地に着けりゃいいだけならば最短距離のコースを設定して外れないようになぞって行けばいいんですが、俺は街乗りの楽しみは移動の過程そのものだと思っています。知らない道、町並みを楽しむ。面白そうなもの、美味そうな店があれば気の向くままに立ち寄ればいい。そういう柔軟性こそが自転車の醍醐味です。そんな所にああ行け、こう行けとうるさいナビなんざ邪魔なだけです。(ナビはナビで用途はありますが。ロングライドとか)

 とは言え、気づいたら真逆の方向に向かっていた、なんてのは面白くないから、ざっくりした方向ぐらいは常に分かっていたい。スマホの地図は便利ですけど、道に迷うたびに取り出すのも煩わしいし、冬場はいちいちグローブ外して使う必要があるのでなお面倒。ハンドルマウントで常に地図を表示させるにはバッテリーが心許ない。

 で、話はEdge500のコース機能に戻ります。これはコースと自分の相対位置が常に見えている、というのがポイント。地図と違って自分の現在位置を把握する必要すらない。ナビと違って道を指示されるでもない。ただ何となく線の方へ向かっていけば目的地へと続く道へ復帰できるんですね。

 目指す対象が目的地という「点」ではなくてコースという大きな「線」になる。そうなるとルート選びが実にゆるーくなるのです。「最終的にどっかでこのラインに合流できればいいや」となるので。ほら、そうなったら寄り道し放題じゃないですか。


 この時は護国寺に行ってみたり。阿行さん。

 GARMINのサイコンはトレーニングやレースなどガチで自転車乗る人用みたいなイメージでしたが、こういうヌルい用途にも使えるあたり懐広いですね。値段が値段なので買うときは思い切りが必要でしたけど、一度使っちゃうともう手放せません。

 もし自転車を複数台持つのなら、それぞれにマウントを付けて兼用できるからコストパフォーマンスもグンと上がります。はじめからマウント2つ付いてるし、GARMINとしてもそういう運用を想定しているのでしょう。

 コスパを語る前提が「自転車を複数台持つ」な辺り、色々間違ってる気がしてきました。

 もうなんか麻痺しちゃってるけどいいの。楽しいし。