3台目のチャリが生えました。

 嫁さん用のクロスバイク、BianchiのROMAII 2012年モデル・マットブラック。全俺が嫉妬するカッコよさ。いいなあ。

 自分の自転車を手に入れてから2週間。俺と一緒で運動嫌い、出不精の嫁さんがどこでも良いから自転車で行きたいと言うようになり。WEBでアクセサリや地図を見ながらニヤニヤしている様はまるで数ヶ月前の自分を見るようで。

 「すっかり沼に嵌ったなあ」
 「うん、犬神家」

 頭からかよ。




 そんで。
 
 スケキヨ状態の嫁さんを見て頭をよぎったのが、俺が以前「自転車楽しいいいいい!!」ってことを書いた記事についたコメント。

自転車をはじめて自分が変わったと思いたいんだよね。そういう人が身の回りに増えました。でも自転車は必ず飽きますので、今後の成り行きを見守りたいと思います。

 これずっと心に引っかかってたんですよね。なんか上から目線で正直カチンときたんですが、まあ買ったばっかりで浮かれてるのは事実だし、傍からはそう見えるのか、とスルーしました。自分自身のことは客観的に見られないもんですしね。

 でも、今の嫁さんに当時の自分を重ねて思うんですが、やっぱ実際いろいろと変わりますよ。願望や思い込みじゃなくて。

 なので、俺自身が変わったと思う所を並べてみます。


身体編

■走れる距離が伸びた

 ロード初日は10kmで全身ギシギシになったんですが、今じゃ100km超えも可能。銚子行きの時は軽い追い風だったとは言え、100km走って脚も上半身もまだまだ余裕ありという程度にはなりました。

 毎週乗り続けているうちに、走れる距離が明白に増えて行くのが楽しい楽しい。
 
 
■太らないし、やせない

 俺は今、週末合計で70km~100kmぐらい走るのですが、体重がほとんど変化しなくなりました。以前は半年ぐらいのサイクルで±2~3kg程度の増減はしていたのですが、今は55.5~56.5kgぐらいの狭いレンジに収まりっぱなし。

 運動するようになったことを言い訳に食生活は随分荒くなったにもかかわらず。週3で晩飯のあとにポテチ一袋開けてビール飲んでも太らない。

 で、年末年始で実家に帰って、自転車乗らずに食って寝て過ごしたら2kg近く増えてた。

 運動量と摂取カロリーの間になんか変な均衡が生まれてたみたい。


■体が引き締まった(尻限定)

 尻だけ異様に引き締まったんですが、何これ。普通にしてても常に尻えくぼができているような状態。そこはもう良いから脇腹を何とかしてくれ。


■腰痛治った

 以前、調子が良くなってきたと書いたヘルニアですが、痛みは完全に消えました。理由は分からないんですが、インナーマッスルがどうたらと言っておけばそれっぽく聞こえるはず。


思考編

■距離の概念が変わった
■金銭感覚が狂った

 この2点は以前書いた通り。

 加えて、距離に関しては「自転車でいけるかどうか」をまず考えるようになりました。

 先日温泉入りに熱海まで行ったんですが、電車の中から「東京まで88km」の標識を見て、「あ、チャリ圏内だ」と考えてしまったのは自分でもちょっと笑った。


■出不精が改善

 どこでもまず自転車で行くことを考える、という事に関連してですが、いろんな所に気軽に行くようになりました。

 ラーメン食うためだけにわざわざ電車には乗りませんが、片道10km、自転車で30分程度だったらちょっと行ってみるかという気分になる。自転車に乗って移動すること自体が楽しいので、目的地はそのついでみたいなもんです。

 乗り継ぎが面倒・駅から遠いといった、電車で行きづらい場所でも簡単に行けるということもフットワークが軽くなる理由のひとつ。


■街中の自転車が気になる

 「おー、クロモリロードかっけー」
 「あの子小学生ぐらいだよな……MERIDAのクロスなんて良いモン乗ってるなあ」
 「全身チェレステだー」
 「前のママチャリ、チェーンの軋みがすごい……油さしてやりてぇ……」
 「こんな高いチャリをワイヤーロック一本!? 度胸あるなあ」

 自転車に限った話ではなくて、何かに興味を持つこと、実際に始めてみることで面白いのは、視界の情報量が一気に増えることなんですよね。以前は視界にも入ってても見えてなかった自転車がやたらと目に止まるようになりました。

 さながらcivで新しい資源が出現した時のように。狭い例え。

 特にスポーツバイクは同じフレームでもパーツやアクセサリで個性が出ますから、見てるだけで楽しい。去年はcyclemode 2011にも行ったのですが、一番楽しかったのは駐輪場で来場者のチャリを眺めているときだったという。どう見ても窃盗狙いの不審人物になってしまうのであんまりじっくり見られませんでしたが。

 cyclemodeは駐輪場がよく見えるオープンカフェとかを同時に出店すればいいと思います。防犯にもなるし。


回答

 さて、再度引用します。

自転車をはじめて自分が変わったと思いたいんだよね。そういう人が身の回りに増えました。でも自転車は必ず飽きますので、今後の成り行きを見守りたいと思います。

 このコメントに対する回答は自分の中ではっきりしたので、心のモヤモヤを吐き出させてもらいますよと。

自転車をはじめて自分が変わったと思いたいんだよね。そういう人が身の回りに増えました。

 「変わったと思いたい」んじゃなくて明確に変わりました。具体的には上に挙げた通り。これは私見ですが、新しいことを始めて何も変わらない奴がいたら、そいつの方がおかしいと思います。

 もちろん変わってない部分もあって、運動嫌いで人見知りなのは元のまま。間違っても自分が爽やかスポーツマンになったなんて思いませんよ。いわゆる「リア充」にフットサル(何故か彼らはやたらとフットサルが好き)とか誘われたら全力で断るし。もしそういう指摘だったのだとしたら、そもそもが的外れです。

 人間まるごと生まれ変わったりはしません。俺のゲーム好きで漫画好き、やっぱり猫が好き、という性質に「自転車好き」が加わったというだけの話。でもそれは「変わった」というのに十分だと思います。

でも自転車は必ず飽きますので、今後の成り行きを見守りたいと思います。

 「必ず飽きる」と言われる根拠が分かりませんが、飽きることもあるかも知れませんね。でもそれが何か問題なんでしょうか。楽しめる間は続けるし、飽きたらやめますよ。趣味ってそういうものでしょう? やめたって楽しんだ時間が消滅するわけじゃあるまいし。

 そもそも何かを楽しんでいる人に「どうせ飽きるよ」って忠告することに意味はあるんでしょうか。俺には人の気分に冷水ぶっかけてるだけにしか見えません。言われたほうが嫌な気分になるだけで誰も得しない不毛な言葉。思うのは自由ですが、口にしないでおくのがいいんじゃないかと思います。それで双方幸せ。

 あと、成り行きを見守られても困るのでやめて下さい。あなたの「身の回りの人」もそう言うと思いますよ。


 以上です。

 長いんで一言にまとめると「余計なお世話だ」という事でよろしくお願いいたします。