長めの年末休暇を取ったので、自転車で適当に遠乗りしてみようと行き先を物色。

 魚が食いたかったので何となく銚子に行くことに。

 利根川沿いに延々走ってりゃ着くよね、という大雑把な計画。利根川までは電車で輪行することにした。



 8:06 取手駅。

 本当はあと1時間早く着くはずだったんだけど、目覚ましの時間だけセットしてONにするのを忘れてた。通勤時間帯にモロかぶりだったのでハラハラしたが、下り方面の常磐線はガラガラ。

 そんな事よりクソ寒い。輪行袋に自転車をパッキングする際にフレームをコンクリの柱にぶつけてトップチューブ左側にキズがいってしまったこともあり、口をついて出た言葉は「帰りてぇ……」。


 気を取り直してスタート。




 大利根橋を渡って千葉側へ。橋の真ん中から利根川を撮れば絵になったんでしょうが、うっかり車道に入ってしまったのでおっかなくて写真取ってる余裕が無かった。

 この写真は渡りきったあとで千葉側から撮ったもの。以降もこんな感じのしょっぱい写真が続きます。




 土手下。車道からの音が遮断され、平日の朝ということもあって異常に静か。左側には立派な河川敷のグラウンドがあるのに人の気配は全くなし。ちょっとした人類滅亡感が味わえる。




 道がなくなったので土手上に。ソーラーパネルと風車。風車の向きで分かるように、完全に追い風。素晴らしい。




 河川敷がなくなって利根川が見えてくる。




 栄町。の看板はどうでも良くって、ここでのツッコミどころは黄色のラインの間隔の狭さ。歩行者は一本橋感覚でこの道を楽しんで下さいということだと思う。




 舗装前の砂利道。震災の影響で補修中? そーっと走ったり、砂利が荒い所では押して歩いたり。




 もの凄いものぐさな犬の散歩か、犬力車(2犬力)のどらちかだと思われる。歩いてたからこそカメラの準備が間に合ったので砂利道も悪くない。




 だからって砂利道が走りたいわけじゃねえんだよ!! 砂利道抜けて200mぐらいでまたすぐ砂利道。イヤんなったので休憩にしてアルフォート食った。カエルの面がムカつく。

 この先もちょくちょく砂利道があるのだけれど、一般道を通ったりしてやり過ごしました。




 利根川チャリ子さん(風化寸前)




 わあー水門だーと写真を撮ったものの、ここから先にはイヤになるほど水門があったので写真撮ったのはここだけ。




 海まで63km。田舎のカラスは警戒心が強くてあんまり近づけない。

 しかし、なんつーか。





 本当になんにもねえな!!

 確か川沿いには文明が発展するって中学の時に習った気がするのだけれど。




 たまに何かあったかと思えば、謎の宝船。




 横には七福神。AFなので手前のガードレールにピントが合っちゃったけど、わざわざMFで撮り直す気もなし。

 公園か? もうちょっと有効なお金の使い方はあるんじゃないかと思わなくもない冬の朝。




 橋かけてた。その場でふと振り返ると。




 ド真っ直ぐな自転車道。自転車用にこれだけの道が整備されてるというのが素晴らしい。荒川や江戸川だと頻繁に歩行者に会うのは避けられないからねえ。




 銚子まで50km。




 佐原に突然現れる道の駅。ラーメンとか食いたくなったが、ここはストイックにアルフォートを食いつつ休憩。




 もっと工夫しようよ。店の名前とか。




 道の駅を出て少し行くと、川に何かいっぱい浮いてる。




 鴨の皆さんによるスーパーグエグエ祭り開催中。そういや鴨の鳴き声って初めて聞いたな。グエグエグエグエうるせえ。




 マガモ? この辺りで越冬すんのかな。




 土手際は日向ぼっこでえらいことに。これは川面に浮いてるみなさんとは別種のようにも見える。




 突然鳥居がドン。奥のユンボがいい味。

 何だか知らないが「高校時代に打ち込んだことはなんですか?」「くさび!」という会話を思い出した。




 田んぼの野焼きに遭遇。俺の田舎でもよく見るのでこの光景は嫌いじゃないんだけど。




 風向き的にサイクリングロードが燻されまくってるのをなんとかしていただきたい。

 結局この先3箇所ぐらいで野焼きしてて、しばらく煙の中を走ることになった。ちなみにこの辺りになると車道は未舗装の農道で、きちんと舗装された道はサイクリングロードだけだという。妙な感じ。




 大量の車止め。なんかキモい。ニョロニョロが群生してるようだ。




 11:59 海まで25km。





 同地点から。道と山と田んぼ。人家が見当たらない。ここでチャリがトラブったら帰れる気がしないな……。



 車道は工事で通行止めになっていたのだけれど、サイクリングロードは生きてるようだったので入っていく。この日は工事もしていなかったようで、一切人の気配が無くなった。

 ここは野鳥の観察スポットらしい。休憩してアルフォートを食べる。俺はどんだけアルフォートが好きなんだ。

 羊羹も食べた。



 地震でコンクリの床板が外れてる。



 ここまで何も無いと楽しくなってくる。大声で歌いながら走ってても誰にも見られないし聞かれない。




 車道がバックリ。そりゃ通行止めになるわ。




 突然視界に開ける緑の田んぼ。ここまでずーっと茶色の田んぼばっか見てきたからこれはインパクトあったなー。牧草か何かだろうか。




 サイクリングロードが延々と砂利道になってきたので一般道に避難。信号を久々に見た気がして思わず写真を撮ってしまった。




 遠くに見える風力発電。




 残り10km程は特に珍しくもない国道沿いの風景。昭和風味のラブホの看板とかね。

 標識には犬吠埼の文字がお目見え。



 とりあえずの目的地。半分潰れてる土産屋と。




 13:36 犬吠埼灯台。




 チャリも一枚。



 ここまでで98.51km。

 灯台前の店のどこかで昼飯にしようと思ったんだけど、メニュー見てやめた。「生まぐろまつり」ってノボリを立てといてオススメメニューが「サーモンといくらの親子丼」って何なんだ。マグロのメニューと言えばネギトロ丼ぐらいしかないし。

 わざわざここまで魚を食いに来て妥協するのも何なので、iPhoneで近隣の店を探す。が、評判のいい店はピンポイントで火曜定休(この日は12/20(火))。中でも一番口コミ評価の高かった店が「第三火曜定休」だった日には自分の運のなさを呪うしか。

 近隣のホテルのランチにしようと思って行ってみたら13:30でラストオーダーだと言うし。目覚ましをセットし忘れたのがここで効いてくるとは。おまけに犬吠埼周辺は地味にアップダウンが多い。100km近く走った上に腹ペコ状態でこれはキツイ。アルフォートも切れた。朝からアルフォートとミニ羊羹しか食ってない。

 帰りは銚子駅から輪行するつもりなので、そっち方面にフラフラと向かいつつ、銚子漁協の真向かいにあった店に入ったのが14:30頃。やっと飯にありつく。




 海鮮丼。最初小さく見えたが結構な量だった。マグロ・エビ・玉子・生しらす・しめ鯖・キンメ・ホウボウ・ハマチ・梅と味噌で叩いたというイワシのなめろう。真ん中に乗ってるのは酢でしめたイワシだろうか。

 寒さで手がかじかんでいたのと、腹の減りすぎで手が震えて箸がうまく使えなかった。最初に出された熱い茶のうまかったことよ。

 灯台前で適当に済ませないで良かった。美味かった。

 この店。板前さんが穴子の天ぷらをサービスしてくれたり、気さくに魚の説明をしてくれたり。気さくなのにしゃべり方はぶっきらぼうな感じなのも良かった。




 さて、腹もいっぱいになったところで。




 帰りますか。


 本日2回目なので自転車のパッキングは10分足らずでスムーズにできた。が、運ぶときにサイコンのスイッチが押されちゃったのか、データが全リセットされてて走行時間とか平均速度とか全くわからず。

 走行距離だけはOdoデータから差し引いて分かった。107.64km。ほぼ平地で快晴かつ追い風だったから、初の100kmオーバーにはこれ以上ない環境だったと思う。

 路面のコンディションはかなり良い一方で、ところどころで工事中になっているのは参った。来年の夏頃にはさらに走りやすくなってるんではないかと。あと砂利道とか走っても意外とパンクしないことが分かった。


今回のルート

 走ってて思ったこと。

 最近、地方の国道沿いがどこも同じような風景になってると嘆く声を聞きますが、まあそれはそれでいいんじゃないかなあと。

 車中心の生活をしてると気付きづらいけど、別に道は国道や県道だけじゃないんだよね。俺もサイクリングロード沿いに何もねえ、何もねえ、って書いてきたけど、2~3kmも内側に向かえば同じ国道沿いの風景があるわけで。

 均一化した国道沿いと、この日見た田園風景が共存してるんなら別にいいんじゃないの、と思いました。おわり。