「自転車関係 買ったものリスト」の続き。

 収拾つかなくなってきた。


ロード用のあれこれ

■SPDペダル 6000円
■SPDシューズ 9450円
 ロードバイクは完成車でもペダルは付属しておらず、用途に合わせて選ぶのが普通です。

 主に使われるのは、専用の靴と固定できるビンディング付きのペダル。これによって、足を引き上げる力もペダルに伝えることができるようになり、より効率的にペダルが回せるというわけ。

 ビンディングシューズにもいくつか種類があるんですが、もっとも普及しているシマノの規格はSPDとSPD-SLの二種類。大別するとSPDはマウンテンバイク用、SPD-SLはロード用となります。

 違いはというと、クリート(固定具)の形状と大きさ。山道を歩くこともあるSPDは小さめのクリートがソールの中に埋まってる感じ。SPD-SLは馬鹿でかいクリートが靴底で主張しまくり。ロクに歩けない代わりにペダルはガッチリ固定できて効率が高いという代物です。

 俺は気の向くままに走って、気の向くままに寄り道回り道をしたいので、ロードだけど歩けるSPDを選びました。ペダルは片面ビンディング、片面フラットのタイプ。私服と合わせた普通の靴で乗ったりもするので。

 靴に合わせた面をいちいち上向きにしなければならない煩わしさはありますが、慣れてしまえば逆面を踏んでも足裏の感覚だけで簡単に修正可能。

 SPDシューズはできるだけ普通っぽいデザインのやつを。店で実際に履いてみてフィット感で決めました。定価だけどこればっかりは通販で買うとサイズで後悔しそうなので仕方ない。

 足を外し損ねての立ちゴケは2回しましたが、もう慣れました。(立ちゴケすることに)


■メーター 10500円
 ケイデンス付きのやつが欲しかったので。あとワイヤレスはやっぱり周辺がスッキリしていいですね。

 クロスバイクのときと比較すると、金銭感覚のズレ加減が如実に分かるかと思います。


■ボトルケージ 834円×2
 フレームの色に合わせて白と黒を1個づつ。

 樹脂とかカーボン製で流線型のやつもいいんですが、やっぱり俺はこういうシンプルな方がカッコイイと思うわけです。安いし。


■ライトホルダー 693円
 これは素晴らしいアイテム。

 ライトはクロス用に買ったのを使い回してますが、専用ホルダーがロードのハンドル径には付かなかったので購入。

 ベルクロで固定するだけですが、シンプルゆえに汎用性が高い。大抵のライトなら場所も角度も自由自在。おまけに安いと。異様に高いAmazonレビューの評価も納得の一品。


■インナーパンツ 1980円
 下着としてはくタイプ。いわゆるレーパンにはまだ抵抗があるので。

 ロードはとにかく股が痛くなるのでパッド入りのこれを買いましたが、これ自体の振動吸収力はそれほどでもなく。ただ、使ってみて分かったのは、股よりも尻の方が手厚くケアされているということ。なので、主にその辺に体重をかけるようにしたところ、股も尻もまったく痛くなくなりました。

 ロードに乗るときの正しい姿勢は骨盤を立てる、というのをよく見るのですが、尻に体重をかけるというのは図らずもその姿勢になります。自然、腰から上は起き上がるのでハンドルは遠くなる。それでもハンドルを掴むために上半身は前方にぐっと倒す。腹筋背筋をめちゃくちゃ使います。

 結構窮屈な姿勢なんですが、不思議なことに走り終わったときの疲労はずっと少ないのね。腰回りと下半身の疲労が上半身にも分散される感じというか。正しいフォームには正しいなりの意味があるってことなんでしょうかね。


収納マニア

 基本的にスポーツバイクは荷物を載せる場所がないので、どう対応するか試行錯誤中。

■バックパック 9440円
 長距離をあてもなく走ろうとすると荷物が増えるんですよ。

 常に持ち歩く財布、携帯、カギ、換えのチューブに工具、携帯食その他諸々以外にも、場合によってタオルとか着替えとか輪行袋とかカメラとか。そうなると今使ってるサドルバッグや小さいメッセンジャーバッグだけでは全然足りない。

 で、この「バイク用」バックパック。専用を謳ってるだけに、なかなか心踊る機能が詰め込まれております。


隙間

 弓なりに反ったバッグ本体と、弦に当たる位置に張られたメッシュ。背負った際に背中に触れるのはこのメッシュ部分だけで、バッグと体の間に隙間ができることになります。

 普通のバックパックを背負って自転車にのるとすぐに分かるんですが、とにかく熱がこもるんですよ。体ひとつで乗ってる時はあまり意識しないんですが、常に運動しているわけなので体からは発熱も発汗もそれなりにしてる。

 で、バッグを下ろすと、シャツの背中が汗でびったびたになっているという。とくにロードは前傾姿勢になるから、まさに背中に「載せている」状態。密着度合いも相当なもんです。

 そこに強制的に隙間を作って熱と汗を逃がす。風が通るので熱は抜けるし汗は蒸発。どんだけ走り続けても背中はサラサラで快適です。

 その分容量は少ないんですけども、日帰りライドには十分ですね。一応サイドのジッパーを開いて容量拡張もできるんですが、ノートPCと弁当持って自転車通勤、なんて用途にはちょっと厳しいか。


 ステキ機能その2。ヘルメットホルダー。バッグ下のポケットに収納されているホルダーを引っ張り出して、ヘルメットを挟んだら上部にフック。無駄にかさばるヘルメットが両手フリーで持ち運べます。このビジュアルから溢れる「専用」感がたまらない。特化された機能ってのが大好きなんですよ俺は。

 ただ、この状態だと前後に長ーくなるので、自分の車幅感覚が狂います。振り返るときは周りに注意。

 他にも雨が降ってきたときのためのレインカバーが内蔵されてたり、別売の水筒パックを取り付ければ背中から伸ばしたチューブで水分補給できたり。まあそこまで大仰なことはしないんですけど、できるってだけで嬉しいのよ。

 ちなみに自転車に乗っている時の快適性が第一義でデザインされているので、歩いている時はまあ、普通か中の下かってとこ。

 例えば、肩ストラップもメッシュだから涼しいけどクッション性は悪い。自転車に乗っているときは前傾姿勢で重量が背中にかかるからこの辺はフォローされるけれど、歩くときは重いものを入れていると肩に食い込むかもしれない。など。

 短距離の街乗りならメッセンジャーバッグにするとか、用途を考えて適材適所で運用するのがいいですね。


■フロントバッグ 3400円
 容量的にはバックパックがあれば十分なんですが。

 カメラ。これだけは後ろに背負っちゃうと何かとめんどくさい。フォトジェニックな何かに出会うたびに停車して、バックパックを下ろして、カメラを取り出して、撮影。カメラを戻して、背負いなおして、走りだす。やってらんない。

 だからカメラは体の前に収納しておきたい。クロスバイクの時は肩掛けでもそんなに問題なかったんですが、ロードの乗車姿勢だと下に垂れ下がっちゃってダメ。

 そこでフロントバッグです。羊羹も入れるよ!

 車体のカラーリング的にオレンジ一択。なんだけど、初日から宇宙キタ夫呼ばわりされたマイバイクのフォーゼ化が加速してしまったような。「ふ ろ ん と ば っ ぐ ・ ON」 とか言いたくなる。(マジックハンドの抑揚で)

 ハンドル中央にライトを付けたままだとケラレちゃうんですが、そこは新しいホルダーでこんな感じに。


 うーむ。このホルダー万能すぎる。どうせ夜に下ハンなんて握らないしね。怖いから。


■RIXEN&KAUL フロントアタッチメント 2300円
■RIXEN&KAUL アダプタープレート 1365円
 リクセン&カウルはKLICKfixという自転車用のアタッチメントシステムとそれを使用した鞄や籠を主に扱うドイツのメーカーなのですが、あまり大っぴらに扱っていない部品としてここに紹介したアダプタープレートがあります。

 これが何の変哲もない、ただの神アイテム。これを付ければなんでもKLICKfixアタッチメントにワンタッチで付け外しができるようになります。

 上のモンベルのフロントバッグも形や大きさに文句はないんですが、ストラップで縛って括りつけるタイプだから付けはずしがめんどくさくて。


で、こうして。


ここに


カチンと。

 まーべらす。加工もピンバイスか何かで穴開けるだけだから超カンタン。自転車から離れる時や使わない時はすぐ外せるし、複数の自転車間の共有も楽。

 このアダプタープレートは実にテンションを上げてくれるアイテム。どんなバッグもリクセンカウル化(と、言うらしい。リクセン化とも)出来るというのは夢が広がりまくり。

 例えばモンベルのフロントバッグに一眼レフは入りませんが、必要ならこの辺の手頃なカメラバッグをリクセンカウル化してやれば済む話になる。

  俺はBAGGY PORTのショルダーバッグなんかも結構気に入って使ってるんですが、これが良い感じにヘタレてきたら自転車にすげー似合いそう。

 ぶっちゃけ自転車用として売られているナイロン製のバッグはどれもこれも格好悪いので、何でも取り付けられることの喜びはひとしお。機能性は専用のものに譲るとしても、好きなデザイン選び放題ってのは何にも代えがたい。

 これは本当に良い買い物だったと思うし、アダプタープレートはまた買うでしょうね。工作楽しい。


■ツールボトル 945円
 ボトルケージに挿せるツール入れ。ロードにはボトルケージのマウント部が2つあったので片方をコレに割り当て。パンク対策グッズが一揃い入ってます。

 もちろんサドルバッグでもいいんですが、今んとこケージは空いてるし、ストラップタイプのサドルバッグよりは取り回しが楽だよねってことで。

 口のとこがちょっと狭くなってるので切り取っちゃうと使い勝手がいいかも。


■キーケース 3045円
 自転車用の鍵も持ち歩くようになったもんだから、ポケットの中がジャランジャランでえらいこっちゃだったわけです。で、綺麗にまとめるためにコレ。

 フェルトのカバー内にすっぽり収まって暴れない、音がしない、ゴリゴリしない。携帯と一緒にポケットに突っ込んでもキズが付かない。ちょっと高いかとも思ったんですが、扱いに気を使わなくて済むのでなかなか良いです。


輪行

 自転車はバラしてサイズダウンし、専用の袋に入れることで電車に持ち込んでもいいことになっています。これは簡単にタイヤを外せるスポーツバイクならでは。このように公共交通機関を利用して自転車を運ぶことを輪行(りんこう)と言います。

 輪行をすれば色んなサイクリングスポットに自転車を持って行って走れます。自転車の旅の幅が広がりますね。

 ……というのが輪行の楽しみ方のひとつなんですが、俺はやったことないです。まだ都内ですら走ってない場所が山程あるのに、電車で遠征するほど道に飢えてないもの。


■輪行袋 3500円
 でも買った。

 今のところ、俺にとって輪行袋の恩恵は「帰りを気にしなくていい」事に尽きます。ヘロヘロに疲れても、最寄りの駅にさえ辿りつければ家に帰れる。日本の鉄道網バンザイですよ。

 折り返して自力で帰ることを考えなければ、単純に倍遠くまで行ける。あらかじめ行き先やコースを決める必要すらない。

 帰りを考えないというのは想像以上に道選びのタガを外してしまうもので。ただただ風下に向かって走り続けてみたり。あるいは逆に意味もなく坂に挑戦してみたり。

 今はただ自転車をこぐ事自体が楽しいので、こういった直感と思いつきだけでルートを決めるスタイルのサイクリングが楽しいのです。というか、そもそも俺は元々綿密な計画を立ててどっかに行くというのが苦手なんだった。

 口をついて出るのはブルーハーツ「ナビゲーター」の一節。

あー この旅は 気楽な帰り道
のたれ死んだ所で 本当のふるさと
あー そうなのか そういう事なのか

 気楽ってのはいいね。実にいい。自転車こぎながら歌だって歌っちゃうよ。
 
 のたれ死ぬ気はないけれど。


でけぇ

 で、こいつの使い勝手。

 輪行袋には前輪だけ外すタイプと前後輪両方外すタイプがあります。前者はパッキングが楽。でもでかい。後者はいろいろ道具が必要で多少面倒だけどコンパクトにまとまるという違いがあります。

 これは前輪だけ外すタイプ。どっちにするかは本当に悩んだんですが、立ててしまえば実質的な専有面積は両輪外すタイプよりも少なくなる、ということでこっちにしました。

 担いで歩いているときは流石にぎょっとされるんですが、電車内ではよっぽど混んでなければ周りの迷惑になることはなさそう。平日の通勤時間帯さえ外せば問題ないかと。ただ、床にどかっと置いておける両輪外しタイプも車内では楽そうだな、とは思う。いずれそっちも買うかも。

 あと、この商品に関しては説明書がいい加減だとか、固定用ストラップの長さが半端だという意見をいろんな所で見たのですが、特にそんな事はありませんでした。多分評判悪かったので修正されたんだと思います。


■ナビ 32800円
 ■自転車用クレードル 4476円
 車載用クレードルの代わりに自転車用クレードルを同梱したセットがソニーストア限定で売られていますが、場合によってはAmazonで別々に買ったほうが安かったりします。Amazon価格はころころ変わるのでタイミング次第。

 山手線一周の頃には既に買っていたのですが、使ってませんでした。ああいうのは道に迷うのも挑戦のうちだし、気ままに走るのが楽しいところを道案内されちゃあ興醒めじゃないですか。

 じゃあ何に使うのかっつったら、好き勝手に走ったあとの帰り道。もしくは輪行で帰る駅までのルート探し。もう疲れた。もう帰る。って時に道間違えて引き返さなきゃならないことに気付いちゃったりしたら心が折れますので。それがロングロング登り坂だったりした日にはもうね。

 機能はごく普通のカーナビ。とはいえ3万ちょっとで普通のカーナビが買えれば上等なモンですよね。徒歩の手持ちでも使えるコンパクトさだし。

 GPSの感度は良くって、衛星をガッチリ捕まえてくれるという印象。メモリースティックを入れてれば電源ONと同時にGPSロガーにもなるのも良し。

 自転車用のナビモードもあって、サイクリングロードのデータが入ってたり、坂の少ない楽な道を選んでくれるルート探索なんかもあるけれど、どんだけ賢いかはいまいち分からず。まあ俺の用途ならば必要にして十分です。

 スマホで十分じゃねーの、という向きもあるでしょうが、やっぱりバッテリーがネック。GPSログ取りながら地図を参照しつつ走ってたりしたら電力消費がマッハ。2〜3時間ならともかく、それ以上走るならやっぱ専用機が良いですね。帰り道にものすごい勢いで削れていく電池ゲージを見ながら不安な気持ちにはなりたくないので。



 アクセサリ全部つけるとハンドルまわりがこんな感じ。


 おお……。ゴチャゴチャでスマートさが欠片もねぇ。でも便利。

 自転車乗り始めて3ヶ月。買ったものは全部記録してるけど、最初のエントリから改めて読み返してみると大変なことになってんなコレ。(懐的な意味で)

 元々使った金額を把握するために書いてきたはずなんだけど、計算するのイヤんなったよもう。散財の楽しさってのは中毒性があるから危ういなと思う。止めないけども。

 そろそろ防寒対策を考えないといけないし。