反応命のアクションゲーム。トランプゲームの「うすのろ」が感覚的には近いでしょうか。
時計周りに手持ちの山札をめくっていって、誰かと「同じ形の」シンボルが描かれたカードがめくられた瞬間に「対決」が発生、テーブル中央に置かれたトーテムを奪い合う。先にトーテムを取ることができたら相手にそれまでめくったカードを押し付けることができる。全てのカードを誰かに押し付けて無くした人が勝ち。
これはプレイ動画を見るのが一番早い。下の動画はボードゲームショップすごろくやさんによるゲーム紹介です。
最初の1分で全貌がほぼ分かります。実にすばらしい。見れば誰でもすぐ理解できるようななんちゅーことない単純なルールなんですよ。でも皆ものすごい盛り上がってますよねこの動画。これ、この人達のテンションが特別高いというわけでも無いんです。
この盛り上がりの一端を担っているのが、カードのデザイン。ひとことで言うと「底意地が悪い」。

まぎらわしい
なんて根性の曲がった素敵な図案なんでしょう。「対決」当事者ではないのにトーテムに触れてしまったり、当事者でもトーテムを掴み損ねて倒してしまうとお手つきとなって場にあるカードを全部引き取らなくてはいけません。勝利目前から一気に最下位に落ちることもしばしば。そこにこのお手つきを誘発する気満々のカードデザインですよ。
「対決」ルールを変更する特殊カードですらまぎらわしい。

特殊カードとトーテム
左から、即座に全員の「対決」になるカード、全員で山札を同時にめくるカード、「対決」の発生条件が形ではなくて色になるカードです。
まぎらわしいカードと変化するルール。そこに重たいお手つきペナルティ。誰よりも早く、でもお手つきはしないように。ゲームを始めてしばらくすると、皆だんだん無言になってきます。全員がカードをめくる挙動に集中しまくってるわけです。
そして緊張の中で突如発生する「対決」! 決着後に一気にほぐれる緊張感。この緩急が全員の笑いを誘う。
プレイヤーが素早くトーテムを奪取した場合、うっかり倒してしまったりお手玉してしまった場合。お手つきに気づいてトーテムギリギリで手を止めた場合、触ってしまってお手つきになってしまった場合。「対決」当事者同士がお手つきを警戒して一瞬お見合い状態になった時なんかも楽しいね。緊張はそれが解けた瞬間、笑いに転換されやすいのです。
でもまあ、一番笑えるのは肉体的ダメージがあったときでしょうか。

全員対決!
こういう場合、当然ながら全員の手がぶつかり合ってひどいことになります。勝ったのは左から手を出してるプレイヤーですが、このあと遅れてきたプレイヤーの手が一斉に襲いかかってくるわけです。おかげでトーテムを取ったプレイヤーは手に軽いひっかき傷なんか出来たりして「試合に勝って勝負に負ける」といった有様。もー生傷が絶えないゲームなんですが、それでも楽しい。
俺は自宅でボードゲーム会を開くときに、ビデオカメラでゲームの様子を記録しているんですが、後から見てみるとこのゲームの時には本当に笑いが絶えない。時折どっから出してんだか分からないような奇声が響いたりもしますが。ニギャーとか。
ボードゲームは駆け引きのゲーム、運の要素が強いゲーム、想像力が必要なゲームなどと色々あって、プレイヤーごとに好みが違ったりするのが悩みどころだったりするのですが、このゲームは誰でもすぐに理解できて、かつ、誰でも楽しめるのが良いところ。これがつまらなかったという人は俺の周りには今のところいません。
さらに人数も問わない。対応プレイヤー数2〜80人。カードが80枚あるから。アホか。
まあ、何人でも出来て短時間で盛り上がれるパーティゲームとして持ってて損はないです。うちでは重たいボードゲームの合間の息抜きにやったりしますね。特に女性がいると盛り上がります。長い爪は高い攻撃力を誇りますし、奇声を上げるのは俺の経験上ほとんど女性なので。キョエーとか。
ちなみにこの記事のトップには他の記事同様にAmazonのリンクが貼ってありますが、2011/01/10現在では在庫がマーケットプレイスのみのボッタクリ価格になってるので買わないほうがいいです。上の紹介動画を作成したすごろくやさんとか、買えるボードゲームショップはたくさんあるので。
このゲーム、世界中で愛好されているようで、Youtubeで「Jungle Speed」で検索すると動画が一杯出てきます。最後に面白かったやつ貼っときますね。
最初の1分で全貌がほぼ分かります。実にすばらしい。見れば誰でもすぐ理解できるようななんちゅーことない単純なルールなんですよ。でも皆ものすごい盛り上がってますよねこの動画。これ、この人達のテンションが特別高いというわけでも無いんです。
この盛り上がりの一端を担っているのが、カードのデザイン。ひとことで言うと「底意地が悪い」。

まぎらわしい
なんて根性の曲がった素敵な図案なんでしょう。「対決」当事者ではないのにトーテムに触れてしまったり、当事者でもトーテムを掴み損ねて倒してしまうとお手つきとなって場にあるカードを全部引き取らなくてはいけません。勝利目前から一気に最下位に落ちることもしばしば。そこにこのお手つきを誘発する気満々のカードデザインですよ。
「対決」ルールを変更する特殊カードですらまぎらわしい。

特殊カードとトーテム
左から、即座に全員の「対決」になるカード、全員で山札を同時にめくるカード、「対決」の発生条件が形ではなくて色になるカードです。
まぎらわしいカードと変化するルール。そこに重たいお手つきペナルティ。誰よりも早く、でもお手つきはしないように。ゲームを始めてしばらくすると、皆だんだん無言になってきます。全員がカードをめくる挙動に集中しまくってるわけです。
そして緊張の中で突如発生する「対決」! 決着後に一気にほぐれる緊張感。この緩急が全員の笑いを誘う。
プレイヤーが素早くトーテムを奪取した場合、うっかり倒してしまったりお手玉してしまった場合。お手つきに気づいてトーテムギリギリで手を止めた場合、触ってしまってお手つきになってしまった場合。「対決」当事者同士がお手つきを警戒して一瞬お見合い状態になった時なんかも楽しいね。緊張はそれが解けた瞬間、笑いに転換されやすいのです。
でもまあ、一番笑えるのは肉体的ダメージがあったときでしょうか。

全員対決!
こういう場合、当然ながら全員の手がぶつかり合ってひどいことになります。勝ったのは左から手を出してるプレイヤーですが、このあと遅れてきたプレイヤーの手が一斉に襲いかかってくるわけです。おかげでトーテムを取ったプレイヤーは手に軽いひっかき傷なんか出来たりして「試合に勝って勝負に負ける」といった有様。もー生傷が絶えないゲームなんですが、それでも楽しい。
俺は自宅でボードゲーム会を開くときに、ビデオカメラでゲームの様子を記録しているんですが、後から見てみるとこのゲームの時には本当に笑いが絶えない。時折どっから出してんだか分からないような奇声が響いたりもしますが。ニギャーとか。
ボードゲームは駆け引きのゲーム、運の要素が強いゲーム、想像力が必要なゲームなどと色々あって、プレイヤーごとに好みが違ったりするのが悩みどころだったりするのですが、このゲームは誰でもすぐに理解できて、かつ、誰でも楽しめるのが良いところ。これがつまらなかったという人は俺の周りには今のところいません。
さらに人数も問わない。対応プレイヤー数2〜80人。カードが80枚あるから。アホか。
まあ、何人でも出来て短時間で盛り上がれるパーティゲームとして持ってて損はないです。うちでは重たいボードゲームの合間の息抜きにやったりしますね。特に女性がいると盛り上がります。長い爪は高い攻撃力を誇りますし、奇声を上げるのは俺の経験上ほとんど女性なので。キョエーとか。
ちなみにこの記事のトップには他の記事同様にAmazonのリンクが貼ってありますが、2011/01/10現在では在庫がマーケットプレイスのみのボッタクリ価格になってるので買わないほうがいいです。上の紹介動画を作成したすごろくやさんとか、買えるボードゲームショップはたくさんあるので。
このゲーム、世界中で愛好されているようで、Youtubeで「Jungle Speed」で検索すると動画が一杯出てきます。最後に面白かったやつ貼っときますね。