17歳処女のたえ子が居候することになったのは、父の知人で31歳イケメンの升田宅。
玄関のチャイムを鳴らすと出てきた升田は全裸でした。
えっ 着てねえ!!
斬新すぎるわ。
升田はいわゆる裸族だったのです。要するにこの漫画は「もし全裸の人と同居することになったら」というシチュエーションコント。
んで升田がたえ子を待たせている間に何をしていたかと言うと。
ノリツッコミ
なんという残念なイケメン。存在自体が絶え間のないボケである升田に対して、たえ子のツッコミが切れッ切れ。長い台詞を一息でツッコミ切る。画像でも分かるように画面が字だらけになるのですが、これが独特のスピード感とリズムを生むのです。
「うるせー黙ってろバカ いや裸バカ 常識って何なの
わたしのまわりの大人はバカしかいねーのかァ こんちくしょー」
この「いや裸バカ」ってのが素晴らしいセンスだと思うの。いやマジで。
ギャグ漫画の命って本当に言語感覚だと思う。この漫画も一発ネタと言ってしまえばそれまでなんだけれど、とにかく勢いがすさまじい。出オチの瞬発力が全く衰えずに最終話まで。息継ぎなしです。
下ネタ平気な人には是非おすすめしたい。ギャグ漫画でこんなに笑ったの久しぶり。
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