「サマーウォーズ」観てきました。面白かったんで、記憶が薄れる前に思ったことをメモしとこうと思います。超ネタバレ。観てない人は訳わかんないですし、読まないほうがいいです。

サマーウォーズ
ハガキもらいました
OZすげえ

  • 世界中のほぼ全てのシステムを統括した仮想世界。PC・携帯・ゲーム機などからアクセス可能
  • 音楽・映画・ショッピングなどの娯楽は勿論のこと、アバターを使ってスポーツなども体験できる
  • あらゆる言語が一瞬で翻訳。世界中の誰とでもコミュニケーションが可能に
  • 世界中の企業がOZ上でビジネスを展開。公的機関での手続きもOZ上で可能。納税までできる
  • でも一番すごいのはアバターデザインのフリーダムっぷり
    (→陣内家アバター家系図
    • こんなのが同一世界でガンガン動き回って格闘とかしちゃうんだぜ
    • このへんはファンタジーとして受け取るのが楽しむコツ。リアリティがどうのというのは野暮ってもんです
  • サクマのアバターデザインが。お前年幾つだ
  • ジョンとヨーコて


陣内家のみなさん

  • 最寄駅からおばあちゃんの家に向かうまでに親戚にガンガン遭遇する。あー。田舎ってこんなんだよねぇ
  • 夏希先輩、着く前にバイトの内容説明しとこうよ…
  • 栄ばあちゃん、無茶苦茶キョドってた健二を結構簡単に夏希の婿として認める。いいの?
  • みんなで晩飯。健二の所在無さがとてもリアル。田舎に親族が集まった時の感じがよく出てる
  • 詫助にべったりの夏希。健二の居たたまれなさに泣ける
  • あらかわいいお嬢ちゃん(カズマ)


OZハッキング

  • キングカズマって君かよ!
    • ってか男かよ!!
  • 「ネット最弱キングカズマ」っていう煽りが非常にネットらしい嫌らしさを纏ってて良い描写だと思いました
  • 手錠をかけられる前にもう少しアカウント乗っ取りについての申し開きをしたほうがいいと思うんだ
  • 四方八方に電話をかけて日本を動かしたばあちゃんに惚れる
    • 「あんたならできる」しか言ってなかったけどね
    • ばあちゃんを慕う人間がどれだけいるかを示したシーン。人脈という言葉では片付けたくないなあ。格好よすぎ
    • ババア燃えアニメ
      • 「ババア! 俺だ! 結婚してくれ!!」ってこういうときに使うの?
      • よく見るけど語源が分からない
  • 詫助叔父さん、そりゃ怒られるよ……
    • 「詫助、お前は頭はいいがバカなとこが玉にキズだ」


「敵討ちだ!!」

  • 「僕も賛成です」
  • 「アンタ人ん家で何言ってんの?!」
    • 超正論です。ごめんなさい
  • かくして男共は弔い合戦の準備を始め、女は冷ややかな目でそれを見つつ葬式の準備を淡々と進める。バカな事をやってる男と、忙しく働く女。現実離れした物語の中に出てくる異様に生々しい田舎の風景でございます
  • 漁船持ち込むのに門がバキバキー、って。立派な日本家屋なのにもったいねぇ。と思った
    • まあ最後に家ごとぶっ壊れましたが
  • 大学に納入するはずのスパコン持ってきちゃう叔父さん
  • 諜報関係(?)の装備持ってきちゃう叔父さん
    • 「自衛隊で何やってるんですか……?」
    • 「(ニヤリ)それはちょっと言えない」
      • このやりとり大好き
  • マシンパワーで格闘ゲームの動きが良くなるって、なんか昔のFPSみたいね
  • こういう「総力結集!」ってシーンは好きだなぁ


V.S.ラブマシーン

  • ラブマシーン対キングカズマの果し合いのシーンの迫力はアニメならでは。画面も綺麗だしキャラクターも好きだ
  • カズマのピンチに飛び込む師匠。あのアバターデザインがまた素敵。イカの鞍馬天狗?
  • 日本家屋のトラップにラブマシーンを封印するシーンは単純に映像としてしびれる
    • 「誰がプログラミングしたの?」
    • 「いんだよ、細けぇ事は」
    • 消防叔父さんトリオの「ゲーム暦30年の腕を見せてやるぜ!」ってセリフが好きだ。時代だね
  • OZの総アカウントの38%(だっけ?)を取り込んだラブマシーン。世界の危機。ウィンドウに溢れる「助けて! キングカズマ!」のメッセージ
    • 「ネット最弱キングカズマ」との対比が鮮やかで残酷
    • 中学生の子供には重いよな
  • 「まだ終わってない」。 あ、健二君居たの?


花札

  • 改めてOZすげー。核の発射権限はやりすぎじゃない?
  • ばあちゃんの手紙。「お腹がすいていること」と「一人で居ること」が良くないというのは単純でいいメッセージですね
    • もうちょっと皆を奮い立たせるような言葉があるのかと思ったけども
    • 「詫助が帰ってきたら……」のくだり。この手紙いつ書いてたんだろ?
  • ばあちゃんが死んだと聞いて、車ベッコベコにしてすっ飛んでくるツンデレ侘助たん
  • 4億対24の花札勝負。燃える!
  • 花札というゲームの美しさが画面に映える。デジタル感ありありの演出も良かった
    • 花札ってこんなに派手なゲームだったっけ? って感じ。メンコみたい
      • 「青短!」
      • 「猪鹿蝶!」
      • 「雨四光!」
      • 「リバースカードオープン!」
      • 「ドロー! モンスターカード!」「ギャー」
      • 「ドロー! モンスターカード!」「ギャー」
      • 「ドロー! モンスターカード!」「ギャー」
        • ずっと俺のターン
        • 遊戯王のルールは知りません


オラに元気を分けてくれ

  • 一発逆転されて残りアバター数74のシーン
    • 「ゲームを続行するアバターが足りません」とかなんとか
    • 「あぁ…あああぁ……」
    • 「アバターが足りません」
    • 「あぁ…あああぁ……」
    • 「アバターが足りません」
    • 「あぁ…あああぁ……」
    • 「アバターが足りません」
    • 「あぁ…あああぁ……」
    • 「アバターが足りません」
    • 「あぁ…あああぁ……」
  • 長ぇよ!! 助けが来るのなんか分かってるからそんなに溜めなくていいよ!!
    • とか言いつつ「Natsuki、僕のアバターを使ってください」のシーンには震える。お約束って美しいぜ
    • 世界中から集まるアバター。これもテーマの「つながり」を表しているんでしょうね。家族のつながりだけではなく
    • ジョンとヨーコが力を貸してくれたってのは要らなくないか。理由がわからないし
  • 打ち下ろされる最後の花札
    • 「「「いっけぇー!!!」」」
      • エターナルフォースカード
      • 一瞬で全ての札を取る
      • 相手は死ぬ
        • 必殺技っぽかったって言いたいだけです
  • 最後に2つ残ったアカウントって何なんでしょ。ラブマシーン本体と健二のアバターだとしたら人口衛星の制御権限ないよね
  • 夏希は世界を救ったヒーローになってしまったわけだが、その後平穏な生活は送れるのだろうか


「よろしくお願いしまぁーす!!」

  • 予告のシーン
  • やっと健二の特技が役に立つ場面に
    • ここまで主人公の出番ないと思わなかったなぁ
      • 観察者としての位置付けならそれでいいのかも
    • 予告編の編集うまいわ。別の話みたい
  • 「俺達がついてる!」「君にしか解けないんだろこれは!」
    • 極限状態でのこういうドストレートな励ましはいいよね
      • でも計算中に声かけちゃいかんよ夏希先輩
  • 「邪魔すんなぁー!!」
    • カズマにも救いがあって良かった
    • 真の主人公はカズマ
    • 真のヒロインもカズマ
    • 影の主人公がばあちゃん
  • 軌道逸らしてご近所さんは大丈夫だったんだろうか
  • 「ラブマシーンをOZに送り込んだのは国防総省であり……」というニュース。さすがにそれは全力で隠蔽するだろ、と思った
  • 「ハッピーバースデー」でばあちゃんを送り出す。遺影には、最後の晩に健二に向けたのと同じ笑顔。泣けるというのとはなんか違うが良いシーン
  • 最後に健二とまんざらじゃない感じになった夏希
    • この変遷は取ってつけた感じがするけれど、気持ちよく終わらせてくれたのでオールオッケー。鼻血ブーがオチでもいいじゃない


ベタな話って素晴らしい

 以上、感想メモ。記憶で書いていますから間違いもあるかと思いますが、全編にわたってお約束全開の、コッテコテでベタベタなお話でした。だが、それがいい。誰もが大好きな展開だからお約束になりベタになったわけで。

 ストーリーとは別に、「親戚が本家に集まる」ということのリアルさも注目すべき点です。田舎というと抜けるような青空、木々の茂る山、綺麗な清流に未舗装の畦道なんて風景で描写されがちですが、これ物語が殆ど家の中で展開されるんですよね。半密室劇というか。

 人間同士の距離感で田舎を表現する。アニメはあまり観ない方なんですが、これって画期的なんじゃないでしょうか。俺自身が田舎者なので、「あるある」と思いながら観ていました。一番リアルなのは健二の居心地の悪さだったりしますが。

 OZ世界のデザインもポップでスマートにまとめられていて、そのくせ所々でデジタルな側面を見せる演出がかなり好みです。キングカズマとラブマシーンの戦いなんかその真骨頂ですね。

 細かい突っ込みを始めたらそりゃあきりが無いほど綻びはありますが、俺はこれ好きです。いいじゃんご都合主義。映画は娯楽なんだから、重箱の隅じゃなくって良いところを観るようにしたいもんですね(2chを見てうへぇとなったので)。