Ergohuman EH-HAM(KM-11)Ergohuman EH-HAM(KM-11)
販売元:Ergohuman (エルゴヒューマン)
おすすめ度:4.5


 椅子ごときに79800円。俺にとってはでかい買い物でした。

 人生の3分の1はベッドの中。ですから寝具は良いものを、というのが布団屋のロジックですが、座り仕事の人や、PCマニア、重度ネット中毒患者などはもっと多くの人生を椅子の上で過ごすかもしれません。

 良い椅子は疲労を低減し、デスクワークの能率を上げる。座りっぱなしで肩こりや腰痛に悩むこともない。俺は椅子の上で結構長い時間を過ごす人間ですので、俺にとって良い椅子を使うということは良い人生を送ることに等しいのです。


 以上、自分自身に購入を納得させるために考えた言い訳終わり。

 ・肩こり。しません。
 ・腰痛。ないです。
 ・在宅勤務でもニートでもないです。
 ・PC使ってもネットサーフィンとゲームぐらいしかしません。

 でも欲しかったんだもの。

 これまで3900円の椅子使ってました。椅子なんて座れりゃいいじゃんよ。そう考えていたのに、いきなり高機能チェアの購入に踏み切れたのが我ながら不思議ではあるのですが。

 きっかけはゴールデンウィーク中に梅田のヨドバシでなんとなくした試座。いい具合のロッキングのテンションと、メッシュによる座面と背もたれの適度な弾性。一緒に展示してあったオフィスチェアの中では抜群の座り心地でした。

 その時点では買うなんて思いつきもしなかったんですが、後日近所の家具屋でも展示されているのを発見。もっかい座ったら、この上で本を読みてぇ。と思ってしまったんですね。そしたらもう止まらない。どんなものでも利用シーンが明確に頭の中に浮かんでくるというのは危険です。主に財布の紐にとって。

 俺は大体寝っころがって本を読みます。寝たまま本を読む人は分かると思うんですが、横になって同じ姿勢をとり続けるというのは意外と疲れるし、天井照明だと光の加減もよろしくないんですよね。疲れるたびに姿勢をごろごろ変えて続ける読書から脱却したくなってしまったわけです。

 高機能チェアについて調べると、ハーマンミラーのアーロンチェアか、オカムラのコンテッサの名前がよく挙げられています。2chの椅子セレブの間では、中国製のエルゴヒューマンは安物と馬鹿にされていました。ギシギシ、ガタガタするお粗末な設計。高い金出して買うのは正気の沙汰じゃない、ぐらいの勢いで。

 で、比較のために実際に座りにいってみたのですが、俺には何でエルゴヒューマンがそこまで叩かれているのかよく分かりませんでした。別にギシギシガタガタもしないし。

 体格や好みの問題もあるのでしょうが、価格差程の良さがアーロンやコンテッサに見出せなかったことと、独特のランバーサポート(腰当て)が気に入っていたこともあり、結局エルゴヒューマンに決定。


いかつい背中
いかつい背中


 このクソでっかい椅子のいいところは、大きさ、重さ、頑丈さ。全力で体重を預けても安心。しっかり受け止めてもらえる頼もしさがあります。

 そして、ランバーサポートが大きくせり出しているため、寄りかかるだけでビシィと背筋が伸びる。もともと俺には肩こり腰痛はないんですが、それからさらに遠ざかったのが良く分かる。

 おかげで長時間本を読んでも疲れにくいし、疲れたら思いっきりリクライニングしてヘッドレストを枕にそのまま仮眠が取れる。寝るにも心地よいメッシュの弾力。安物でも俺には十分なようです。

 強いて言うなら椅子があまりにもゴツ過ぎて、俺の貧相さが引き立つのが難点ですかね。この椅子に深く腰掛ける俺の姿は「作品名:椅子に喰われる男」って感じ。