2006年07月11日

江戸本手打毛抜 いろは/倉田製作所 このエントリーを含むはてなブックマーク

 自分でもどうかと思う趣味なんですが、ヒゲを抜くのが好きなんですわ。

 せいぜい0.5mm程度のヒゲを爪先で掴んでぐっと引っ張ると皮膚の下からスポンと長くて弾力のあるヒゲと毛根が現れる。たーのしいー。毛穴が黒ずむだとか肌を痛めるとか言われてもやめられない。

 俺は油分が足りない体質なので身をもって実感したことはないんですが、「毛穴すっきりパック」で鼻の角栓を根こそぎ引き抜く感覚に近いのではないかと。

 職場の机の上には仕事で使うマイピンセットが常備されているのですが、気が付くと顎ヒゲを抜いている俺。人に指摘されて気づいたりとか。

 で、そのヒゲ抜きと化しているピンセット。たかがピンセットなのに1本
4000円もする一品。その軽いタッチと絶妙なテンションで作業性がグンと上がる愛用の逸品です。そんな良いもんでヒゲ抜くなという話ですが。

 以前「究極の文房具カタログ」の記事に書きましたが、良い道具は人を幸せにするのですよね。

 で、毛抜きの話。以前ボサーと見ていたNHKのドキュメント番組か何かで毛抜き専門の職人さんを紹介していたのですよ。江戸時代から受け継がれる匠の技で何百回と叩かれ、鍛えられ、出来上がっていく毛抜き。

 そのときは何となく見ていただけだったのですが、100円ショップの毛抜きでヒゲを抜いているときに何となく思い立って「職人 毛抜き」で検索。

 いやー。出るわ出るわ倉田義之親方。毛抜きの製法を見るに俺がテレビで見たその人だと思われます。荒川マイスター(素敵な言語センスだと思う)の伝統と熟練の技。

 俺はモノの裏にあるこういうストーリーに弱いのです。


かっこいい

 毛抜き1本になかなか良いお値段しやがるのですが、常々ピンセットで感じていた良い道具によるハッピー体験に動かされ、目をつぶって買ってしまった俺がいたということです。

 いや、これすげえわ。厚みのある毛抜き本体の重量に対して、バネ部はあくまで軽く。研ぎ澄まされた刃先は毛に食いついて離さない。ごく弱い力でストレスなく抜ける抜ける。毛が滑ってイライラしたり、毛を抜いているうちに指が疲れるということがない。

 眉毛とかある程度の長さがある毛を抜くなら、1500円位のちょっといい毛抜きを買えば問題なく使えるのですが、ほんの先端だけ顔をだしたヒゲを引き抜く場合に、この食いつきの良さで大きな差が出るのです。

 あれ? じゃあ世間一般では殆どこの高性能の使い道がないのか。

 ともあれ、この毛抜きにより俺の顎ヒゲ・頬ヒゲは一網打尽にされました(口ヒゲは痛いので無理)。現在は顎だけ髭剃り要らずで、畑の収穫を待つかの如く伸びるのを待つ日々。不毛の地と化した顎はどちらかというと焼畑農業を思わせるな。


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1. ちい散歩(070312)  [ テレビなコラム(テレコラ) ]   2007年03月12日 18:04
http://sapuri777.fc2web.com/index.html ↑美容と健康のサプリ情報館のリポートです。 トップページにある以外の記事は、左側のリンクの下、「最近の記事」か「カテゴリー」でご覧になれます。 今日のちい散歩は、都退

コメント一覧

1. Posted by 四角の介   2006年07月12日 18:11
いやぁ私も「抜く」のがやめられません。
そう、ちょっと指にひっかかかるような髭を、上手につかんで、ぬぬって抜きあげる。
電車の中とかで、顔をなでたときに髭の頭(先?)を指に感じたとき……、抜きたくてたまらなくなってしまうもんです。
そうか、その毛抜きはそんなにいいのか。
ちょっと手に入れてみようかな。
余談ですが「究極の文房具カタログ」おもしろい本ですよね。私も夢中になって読みました。ちなみに「頑張る日本の文房具」(同じ出版社です)はお読みになりましか? もしまだなら僭越ながら、おすすめいたします。
2. Posted by 元本屋こと須田   2006年07月12日 19:20
毛抜きは癒されますよね。
たしか大岡越前も、お白州の前に毛抜きをしてリラックスしていたとか。

8925円の抜き心地は味わってみたいものの
しょっちゅう毛抜きを行方不明にしてしまう自分の管理能力では、二の足を踏んでしまいます。
3. Posted by 石橋   2006年07月13日 22:37
なんだ意外と仲間がいるんじゃないか。

電車の中でってのは非常に同意できます。
またそういうときに限って滑って抜けないんだ。

文具熱はまだ続いてるので「頑張る〜」も読んでみます。

あと大岡越前のリラックス法は間違ってると思います。
4. Posted by "極太"platanus   2006年07月21日 22:12
初めまして。
インスパイアされてAmazonで注文してしまいました。
「ドイツゾーリンゲンNigelohのツイザー」だそうです。
ゾリンゲンってだけで何だか猟奇殺人犯っぽいですけど、
品自体はピンクでとてもファンシーです。
そしてなかなかの性能。

高々2000でこの性能なんですから、
9000円のモノともなると抜くだけで絶頂に達して
しまいそうです。
いつかレベルアップしたい。
5. Posted by 石橋   2006年07月24日 22:16
仲間が増えた。

ゾーリンゲンの奴も見ましたよ。
多分あんま性能に差はないと思います。

単に職人の手作りってとこに惹かれただけでありますゆえ過大な期待は禁物です。
6. Posted by テレビなコラム   2007年03月12日 19:36
リンク貼らせていただきました。

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