2006年04月22日

シグルイ (6)/南條範夫, 山口貴由 このエントリーを含むはてなブックマーク

シグルイ (6)


 「手からビームですよ金井君」。

 いや、深い意味はないです。今回は紹介ではなく純然たる感想なので「シグルイ」を知らない人へのフォローは全くありません。

 そんなわけで折込ポスターが圧巻ですね。

 表:「全裸割腹×2」
 裏:「シグルイメタルペイン」

 臓物と鋼。山口貴由を構成する2大要素がただ1枚の紙っペラの表裏に怨念の如く叩きつけられています。臓物に関しては1巻から思う存分書き散らされて(そして撒き散らされて)いるわけですが、「シグルイメタルペイン」に見るところ、恐らく山口先生は日本刀だけじゃ鉄分が足りなくなってしまったものと思われます。

 「誰もこんなもん飾りたがらない」という点で喜ばれるという、ファン心理を押さえた素晴らしい暴挙です。あと帯な。
チャンピオンRED6月号(4月19日発売)に、「シグルイ」特製クリアファイルがもれなくついてくる!」
 イラストは6巻表紙のなんか内臓が色々見えてる虎眼先生(この記事の最後参照)。使用シーンを全く想定できないあたりがまた喜ばれるに違いありません。分かってるなあ。分かるなよ。

 6巻ではこの物語の芯となる虎眼の壮絶死が描かれます。
ただ一つの誤算は
この夜の岩本虎眼が
正気でも曖昧でもなく
敵であろうと味方であろうと
間合いに入るもの全てを斬る魔神へと変貌を遂げたこと
 なんかもう「古代遺跡で発掘された殺戮機械(オーパーツ)が突然暴れだしました」的な大惨事。このキリングマシーン虎眼たんには死んでもらわないとストーリーが進まないのですが、「こんなのどうやって殺すんだよ」と読者が軽く絶望できる程度には殺しても死にませんでした。壮絶すぎると笑えてくる不思議。

 虎眼先生はここ数年読んだ漫画の中ではぶっちぎりトップの気狂いでしたが、それに見合った死に様だったと思います。合掌。

 あと顔を見た瞬間から「即死キャラ」と思っていた濃尾三天狗が想像を超えるやり方で二人即死したので面白かった。

 「師匠!」「ここは拙者らが」「ウェ(死)」。


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