2006年04月16日

究極の文房具カタログ【マストアイテム編】/高畑正幸 このエントリーを含むはてなブックマーク

究極の文房具カタログ【マストアイテム編】


 友達のを見て衝動買いした「ほぼ日手帳2006」、誕生日プレゼントのおまけで貰ったバカユニバーサルデザインの「カドケシ」ときて俄か文具熱に浮かされている俺です。

 世の中には常日頃からこの熱病に罹っている文房具マニアと呼ばれる方々が意外と大勢居られるようでして、これはある意味その頂点に立つ、TVチャンピオンの「文具王」・高畑正幸氏の書かれた本です。ホント何でもやるなこの番組は。

 さて内容はというと、誰も知らなかったアッと驚く便利な文房具をまとめて紹介……ではなく、どのオフィスでもその辺に転がっているであろう文房具の素晴らしさを滔々と語る本です。この本に紹介されている文房具の幾つかは誰もが実際に手にしたことがあるはず。

 この本から溢れ出すのは徹底した「機能ラブ」。定番の文房具のどこが使いやすく、どう素晴らしいのか。それが自作のイラストと共に熱く語られる。根底にあるのは「文房具は自分の機能拡張ツール」という考え方。

 その視点から見てみると、たかが105円のボールペン一本にどれ程の工夫と開発努力が込められているかが浮き上がり、それを知ることで当たり前に身の回りにある文房具が宝物に見えてくる。

 あまりにも身近すぎて中々気づきづらい事なのですが、よく考えてみれば、ボールペンの書き心地が良い、ハサミの切れ味が良い、ただそれだけでご機嫌な気分になれるというのはよくあること。この本はそういう見過ごしがちな「ちょっとした幸せ」に気づける視点を持たせてくれる。

 実際に文房具開発に携わる高畑氏のあとがきがまた、文房具(というか、「モノ」)を愛する人間の心意気に溢れていて素晴らしいんだ。
 このあたりで私ははっきり気づいたのである。ドラえもんはいない。でも困ったときにポケットから道具を出して助けてくれたり、ポケットの中から夢や驚きを取り出してみんなを楽しませてくれる。そういうことは、なにも未来の道具じゃなくたってできるのだ。

 僕のまわりには、文房具や、工具や、コンピューター……、数え上げればきりがないほどの、個性的で便利な道具は山ほどあるじゃないか。そこから何を創り出せるか、あとは自分次第なのだ。

 そう思ったのが良かったのか悪かったのか、私は未だにその夢を追いかけている。夢や希望が飛び出すポケットをまだ本気で探しているのだ。
 泣かせるじゃーないですか。「ほぼ日手帳の秘密」にも同じような心意気を感じましたが、これはもっとストレートに心に刺さった。

 「俺は、文房具が、大好きだー!!」って。

 モノを作る人間はかくあるべし。俺もモノ作りに携わる人間なんで、何だかやる気が出ましたね。「文房具カタログ」にこんな感想を持つのは変かもしれませんが。


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コメント一覧

1. Posted by ニコニコ   2006年04月18日 13:23
私もこの『究極の文房具カタログ』に感動いたしました! 高畑氏の熱い想いがほとばしる究極の文房具本ですね。自分が気に入っている文房具のここがすごいと思っていたところを見事に伝えてくれていて、そうそうそうなのよ、と一人にんまりしております。17日記述の『イロブン』も興味をもちました。ありがとうございます!
2. Posted by 石橋   2006年04月18日 22:25
本当に文房具が好きで好きでしょうがないのが伝わってきてなんとなくいい気分になれるんですよね。カタログなのに。

イロブンも面白いですよ。ズルズルに溶けます。脳が。

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